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カテゴリ:文化審議会・品川区のカリキュラム
本日は、都知事選挙です。
東京都の教育は、極めて悪くなっているように思います。 それなので、特別、関心を持っています。 6日、孫の入学式に行きましたが、 この孫達が、楽しい学校生活を送れることを願いながら、 一方で不安もいっぱいでした。 以前は、 入学式といえば、それだけで、喜々として迎えられたものです。 それは、家庭においても、学校においてもだと思います。 それにしても、この頃の東京都の学校は、 そのような事を心配しなければならないほどになっています。 これは、僕が、少し、敏感になり過ぎているのでしょうか。 学校と都知事選挙、かなり、重要な関係にありますね。 その投票日ですね。 話は、変わりますが、 文化庁漢字の答申(これは、すぐに孫達に響くものですね。) (文化庁では、小学生が、「1945字の常用漢字を読めるように) について、 僕等の研究会とも関係あるコメントを頂きましたので、 ここに掲載させていただき、 僕の意見を書かせていただきます。 ・・・・・・・・・・・・・・ Re:入学式・子供を出来るようにするには(1)(04/06) hopeさん はじめまして お孫さん、きらきらとした瞳の子ども達が、 いきいきと楽しい学校生活を送られることを切に願います。 >委員さんは、この漢字、全部、読めますか? 委員だって読めない・使えないのではと私も思います。 なのになぜ敢えてそんな漢字を盛り込むか・・・ 私は、今まで以上に成績(試験点数)に格差を つけさせるためではないかと考えました。 三浦朱門氏が「少数のエリート(有利な人間)と、 その他の(有利な人間に対して)従順・無抵抗な人間を作ればいい」 と述べています。 少数のエリートと大衆の格差を大きくすることにより、 エリート(相対的強者)の立場を絶対のものとし、 大衆(相対的弱者)同士を対立・孤立させ、 エリート・権力層に抗えない状況に置くためではないかと想像します。 試験点数を稼ぐ力は、 がんばってもすべての子が獲得できるものではありません。 (もちろん教育内容や教員の関わり方次第で、 ある程度学力を上げることも可能とは思いますが) 現在は多くの場合、 親が金持ちか本人が点数を稼いで偏差値の高い学校・大学をストレートに出た者が 社会で有利な立場に置かれるようなシステムになっています。 そしてそれ以外(試験点数の稼ぎに向いていないタイプの人) との差が大きくなりつつあります。 子どもの将来の有利不利が、 試験点数を稼ぐ能力という「ものさし」だけで振り分けられることは 違憲だと思うのです。 だから、 すべての子に同じように学力(点数獲得力)をつけさせることよりも、 点数獲得力が低い子でも、 将来不利益を受けない社会構造を構築していくことこそが 大人の役割ではないかと感じています。 < 以前、東京の公立夜間中学を舞台としたドキュメンタリー映画を見たのですが、 そこで教える漢字は、 実生活で必要な(確か)500字ほどをしっかりと伝えるというものでした。 * この夜間中学のモデルは、2人います。 その一人が、僕等の研究会の者で、前・委員長をしていたのです。 この500字というのも、僕等も研究会で、検討をしています。 それに、山本有三が活躍したカナモジカイが、 500字の案を以前から出しています。 < 画数など関係なく、社会・家庭生活で実際に使用頻度の高い漢字を学ぶのです。 生活の必要から学ぶ漢字は面白く身に付きやすく、実際役立ちます。 * 僕等も漢字精選案を出していますが、 それは、この視点も大切にしたものです。 その案(612字案)は、これまでお知らせしてきました 『たのしく 学ぼう漢字』(ルック)で出しています。 < 文化庁の答申した漢字は、人の生活を豊かにするためのものではなく、 人を分け隔てるたる道具として選出されたように思えてなりません。(2007.04.08 10:33:48) たくさんの方にお読み戴きたいので、ブログランキングに参加しています。 本日の記事、大切だと思われたかたは、下の2つのマークをクリックして戴けるとうれしいです。 人気blogランキングへ
http://plaza.rakuten.co.jp/yonihisomuhibi/diary/200704020000/#comment 私立の進学高校の先生です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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