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カテゴリ:・・取立て指導(1セット5過程の指導)
漢字ビンゴ。
高学年での実施の配慮について、昨日、触れました。 皆様から、多くのコメントを戴きました。有難うございました。 高学年になると、漢字力の差が出てくるので、 事前に予告して調べさせて おくのも良いのではないかと言う意見を戴きました。 これは、すぐに取り入れれられますね。 (読解では、この方法を取り、 発表・話合いの前に書き込み・書き出しをさせています。 これの導入で、全ての子が、良く分かり、参加できますからね。) それから、クラスの雰意気作りとの関係ですが、 子供たちは、ゲームと言う事で、案外割り切っているので、 さっぱりした気分でやっているという意見も研究会の仲間から聞きました。 でも、これをやるにあたっての、気配りがあるようですね。 それは、グループ作りのとき、漢字が得意な事、得意ではない子を 混ぜて構成することですよね。 あと、ビンゴの問題は、易しいのと難しいのを混ぜて出すと、 全員が、参加できますね。 さて、今日は、漢字語の変転(ヘンテン)を考えさせるビンゴです。 先ず、下の画像をご覧下さい。 これは、足と原の漢字語(熟語ではなく、漢字語というコトバを使うのは、 このコトバが漢字で作られれているからです)のビンゴです。 ここに書かれたの足の漢字語を見てみますと、 手足・雨足・足先・足ゆのように 足のもとの意味を使っている漢字語と 満足・補足・発足のように、 その足の元の意味から、はなれてしまって 使われている漢字語を書かれていますね。 原では、 もとの意味のみなもと・おおもとの意味で使われてる 原子・原因・原バクのような使われ方と、 それから、変わった意味で使われる 原野・高原・草原・野原のような使われ方が出ていますね。 この事を漢字の変転といいます。 この使われ方の変化を、子どもが、ビンゴの中で、気づき、 その事を言い出せばしめたものです。 でも、もし、それが、出てこなかったら、こちらから、 気づかせるようにすると良いでしょうね。 このような漢字の意味が変化した使われ方については、 今まで、自然に任せておき、特に、取り立てて指導をしてきませんでした。 けれど、それを指導しておく価値はあるのではないでしょうか。 このような漢字の使われ方があるということを 認識させておくと、後々、漢字語を意味の上から構造的に見て、 考えるようになりますからね。 教科書では、現在、読み替え漢字として出ていますが、 漢字の変転をして指導をすると、 その認識が、しっかりできるのではないでしょうか。 * 漢字の変転については、最下欄で本を紹介しています。 来春の3月ごろ、学習指導要領の改定案が出される予定ですが、 漢字指導の時間を週、1字間(低学年は文字指導として2時間)は、 入れて欲しいものです。 本日のブログ、ご賛同の方は、応援クリックして下さると、うれしいです。 本日、お陰さまで、教育ブログランキング・7位になりました。 皆様に学ばせていただきながら、ここまで来ました。 応援クリックは、下のマークです。1日1回、有効です。 下記の本は、漢字教育のあるべき姿と実践を載せています。上の意見を詳しく書いています。 * こちらは、1字・1字の指導の練習帖です。 1セット5過程に基づいた展開になっています。 1~6年生まで揃っています。 * 『 子供が変わる漢字の指導』(田村利樹・紺屋冨夫・乗木養一 編著) 下町人間研究所 ご注文は、TEL・FAX 03-3876-4779へ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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