|
カテゴリ:学校・教育原理・教育全般
学校に上がる前の孫Sが、電話で、「おじいちゃん、ぼく、かんじ、かけるようになったよ。」と言って、来たことがあります。そのとき、「ああそう、良かったねね」と言って、おきました。 4年生になった孫、Kは、この夏、1学期が終わって、お泊まりに来た時、通知表を持ってきました。それを、見せたいのですが、出すのをためらっているのです。4年生ともなると、いろいろ考えることがあるのでしょうね。でも、見せたいふうなのです。思いきって、こちらが、「見せて。」と、きり出しました。 見ると、今までより、良くなっているではありませんか。4年生頃から、落ちこぼされますから、おじいちゃんは、心配していたのです。見ると、漢字の項だけが、「普通」で、あとは、みんな良いでした。それを見てもらいたかったのですね。 それでも、漢字の項は、気にしているらしいので 「おじいちゃんは、漢字とか算数とかは、まあまあだったけれど、音楽・体育・図工は、いつも、普通だったよ。Kは、音楽・体育・図工は、良いだから、すごいよ。」と、 言っておきました。このような対応を褒めると言っていいのかどうか、分かりませんが、子供との自然のやりとりですよね。このやりとりが、子供には、うんと必要なのだと思いますね。簡単な一言ですが、こどもは、それを聞いて、ほっとするのでしょうか。 ところが、忙しい時には、このような言葉も、省略されてしまいます。今の社会は、忙しくなっていますから、こどもに、それが、すぐ、響きますね。
このようなことは、学校でも頻繁にありますね。1年生と受け持ちした時のことです。その時間の発表者が多くくて、A君を指すことができませんでした。A君は、何度も、何度も手をあがました。 休み時間になって、A君が言ってきました。 「先生は、僕を憎んでいるんではないの?」と。 「40人近い人が、手をあげたので、さしきれなかったのだよ。」と言っても、A君は、納得しませんでした。理屈より、A君の指してもらいたい気持が、優先しているからですね。子どもは、発表したいのです。発表できれば、気持がそれで、すむのですね。 気もちが、すめば、次に、元気で、進めるのですね。こだわりがなくなるからですね。 (だから、30人学級が、いいのですね。) 小学校のうちは、先生の言葉の子供の心に与える影響は、大きいですよね。上記のようなことも、ほめるに関することですよね。でも、まだ、勉強不足ですので、これから、整理してみたいです。 さて、大人のこのようなこと、ひとことで言えば、褒めるについて、次のようなご質問(?)を戴きました。このことについて、皆様と、少し、考えてみたいと思います。よろしくお願いいたします。 ・・・・・・・・・・・・・
現代は、子どもだけでなく教師までもが「褒められないと不満症候群」にかかっているのでしょうか?(October 2, 2008 20:38:09) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ご質問では、先生方についてのことですが、現職ではないですが、僕が、僕について感じていることを書かせて戴きます。もし、これをお読みの先生が、おりましたら、どうぞ、先生のことをお書きくださると、うれしいです。 さて、僕のことですが、先述した孫の気持ちと同じところがあります。妻に、「ああ、クロール、50M、らくに、今日は、泳げたよ。」と言って、プールから、帰ってきたとき、「ああ、そう。」と、返ってくれば、それで、いいのです。 もし、それが、黙っていたり、「今頃になって、やっとだね。」と、返ってきたら、もう、僕の心は、落ち着きません。 こういうところは、子どもの気持ちを同じなんですね。 あまりに、忙しい時は、それが、無くなります。忙しすぎは、夫婦の関係良くなりませんね。 僕は、先生方と2つの研究会・表現よみ総合法教育研究会(http://hyoukyouken.gooside.com/ ・ 国字問題研究会・漢字指導法研究会http://members.jcom.home.ne.jp/kotoba/kokuziken-index.html) をしています。 その研究会でも、上記のようなことは、たくさんあります。この研究会では、実践報告が、毎回、されます。その報告に対して、「そうだね」「その通りだね」「頑張ったね」「・・・・」などの対応の言葉は、大事だと思っています。 これらの言葉を「褒める」に入れるのかどうかは、分かりませんが。 課題になっています「褒める」について、もっと、考えてみますと、 「自分が自分を褒める」場合と 「他人が自分(私)を褒め褒めてくれる」場合が、考えられますね。 前者は、有森裕子さんの言葉ですね。それは、有名になりましたね。これは、自分が納得できた時の言葉ではないでしょうか。僕も、こうしてブログを書いていますが、そのような言葉が、出て来たら、最高の幸せですね。 他人に褒めれれる、これも、いいですが、自分で自分を褒められるようになれるように勉強をしていきます。皆様、よろしくお願いいたします。 たくさんの方にお読み戴きたいので、ブログランキングに参加しています。お陰さまで、12位です。 表現よみ総合法教育研究会http://hyoukyouken.gooside.com/
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[学校・教育原理・教育全般] カテゴリの最新記事
|