パリ・セヴェイユの
金子美明シェフといえば「しっかり濃厚なチョコレート系ケーキ」と「色鮮やかな果物を散りばめた華麗なケーキ」、という2つのイメージがすぐ浮かびます。
今回
クリスマスアントルメの会でいただいたのは、そのどちらにもあてはまらないタイプ。繊細な美しさで大人っぽく可憐な新スタイルのケーキです。
La Fayett.JPG posted by
(C)galette
6.
パリ・セヴェイユ ラー ファイエット 長さ約22cm ¥6,300
なんと上品な!
シュガーで作った白いお花は、顔を近づけると甘い香りを放ち、幻想的な美しさ。
フランス伝統のX’masケーキ、
ビュッシュ・ド・ノエルがとても新しく感じます。
生命力を表す
ツタの葉を絞るには、トレーシングペーパーでコルネを作り、先端にハサミで切り込みを二つ入れます。
(これは家庭でも意外と上手にできます♪)
何故、店名の
エチケットが一番先頭の下の方についているのでしょう?
まん丸●なのでそこだけを見ると、なにやらコアラの顔のようにも思えてきます。(モスラ…?いえいえ気のせいです)
ミルクチョコレート色の
ピストレは珍しいですね。
ミルクチョコレートと
カカオバターを溶かし、スプレーガンに入れて吹き付けます。
ブブブブブブ…という大音響と共に周りに飛び散るので、必ず覆いが必要です。
製菓用スプレーガンは非常に高価なため、
東急ハンズ等で「塗装用」で似た機能の物を探すと良いと、講習会で習いました。
でも勇気がなく、まだ購入していません~。
ピストレをすると表面が非常に美しい質感になるため、数年前から大流行。
(一時期、ピストレ仕上げばかりになっていましたね。)
La Fayett cut.JPG posted by
(C)galette
さて、お味は。
断面を見ただけで、既に美味しそう~
空気感たっぷりですね。
お酒が香る
ココア生地を2枚使用。ざっくり食べると、ふわふわの食感。
外側の
ミルクチョコレートムースはとても優しいお味で、
ベルガモットオレンジ(ミカン科)を着香した紅茶アールグレイの香りが。
シソ科ハーブのベルガモット
このハーブのベルガモット(モナルダ)は、同名でも全くの別物です
中央にもう一層やや濃い茶色の
ムースがあり、黄色い部分は
マーマレード入りのオレンジクリーム。
オレンジとチョコの相性のよさは抜群。
濃厚な
チョコ味のケーキが多い中、この
オレンジの爽やかな香りはとても新鮮。
ケーキの名前の『
ラー ファイエット』は、多分La Fayettだと思いますが、アメリカ独立運動の際に活躍して英雄となり、後にフランス人権宣言を起草したラファイエット将軍のイメージ?
現在パリの中心地には、
ギャラリー・ラファイエットという大きなデパートもあります。
どういう経緯でこのお菓子の名前がついたのか、気になります~☆
トレーシングペーパー A4 カカオバター
パリ・セヴェイユ Paris Séveille
目黒区自由が丘2-14-5 館山ビル1F
03-5731-3230
営業時間 10:00~20:00
定休日 無休
東急東横線・大井町線 自由が丘駅徒歩5分
2006年の
パリセヴェイユのクリスマスケーキ『ジュピター』
パリセヴェイユのお店紹介『ロアジス』『季節のフルーツのタルト』
パリ←→東京時差ゼロの菓子 金子美明・著
<7>
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