抽象語が身に付かない。下記は、その一端です。(研究会のクラスで調査しました。)
『象』(ぞう)の読みでは、4年生・73パーセント
5年生・100パーセント
6年生・96パーセント
でした。ところが、
『現象』(げんしょう)という抽象語になると、
4年生・20パーセント
5年生・64パーセント
6年生・70パーセント
でした。
抽象語が、如何に身に付いていないかをこれは、示しています。
象(ぞう)は、子供たちの遊びや生活の中で出てくる日常語です。
しかし、現象(げんしょう)は、このような言葉を使って生活をする家庭の子どもは、良く耳にする事が多いでのすが、遊びや普通の家庭の生活の中では、あまり、出てきませんね。
ですから、抽象語の獲得は、かなり、子どもが育った家庭によって差が出てくるというわけです。
この事について下記の本は、詳しく記してあります。
『子どもが変わる漢字指導』(田村利樹・紺屋冨夫・乗木養一 編著)
下町人間研究所 ご注文は、TEL 03-3876-4779へ
なお、抽象語獲得の実態は、下記の本で、詳しいです。
『児童・生徒の常用漢字の習得』・東京書籍・(絶版)国立国語研究所
下記の漢字ドリルは、この1セット5過程方式で漢字学習ができるようにしたものです。この5過程の学習の中で、抽象語が、身に付くという試みのプリントです。
下記の本は、漢字教育のあるべき姿と実践を載せています。
「1セット5過程」について触れ、文作りの実践も載せています。しかし、まだまだ、十分とはいえません。皆さんで、豊かにして欲しいです。
絵をクリックしますと、本の概略が分かります。そして、楽天での購入の仕方も分かります。
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