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カテゴリ:・漢字指導
音と訓の両方を使って文を作ると、漢字を習得しやすくなります。
この「音と訓の両方を使って文を作る」は、順序を大切にして、 1文が、自由に作れるようになったら、導入するようにします。 (一文の作らせ方は、下記です。) 漢字指導(1セット5過程)の文作り(2)漢字教育を通して教育を考えてみたいのです(23) ですから1年生からでもできるわけですね。 これは、特に低学年では、力を入れて、 やった方がよいですね。。 それは、漢字は、音と意味を表す表語文字である事を子供に理解させるのには、 いい方法だからです。 かなは、音を表しますが、 漢字は、音と意味を表す表語文字(ひょうごもじ)ですからね。 この指導をすると、 「先生が、木ま下。」 というような漢字の使い方がなくなりますね。 ところで、漢字は、訓読みをすると、およその意味は、理解できますね。 そこで、僕等の研究会では、音と訓を一緒にしどうすることを主張してきました。 これを音訓同時指導と言ってきました。 そのこともあって、僕等は、この音と訓の両方を使って文を書かせてきた訳です。 例を挙げますね。 4年生では、次のような文ができました。 <相>の新出漢字の学習で ぼくの遊び 相手は、犬のケンです。 ぼくは、人相が 悪い人に 会って、こわかったです。 <向>の新出漢字の学習で わたしが くるりと ふり向いたら A君が にこっとした。 兄は、勉強をしているためか、このごろ、せいせいきが 向上してきた。 このように音・訓を使って文を作るわけです。 これでお気づきでしょうが、 同じ漢字を何回も書き、やらされるドリルと違って、 頭を使っているのですね。 自分の頭を使う。 このことは、子供にとっては、快いことなのですね。 そこには、挑戦があるからなのですよね。 自分の力の発揮ができるのですね。 自己主張ができるのですね。。 子供は、遊びが好きです。 それは、子供のやりたい気持ち・欲求が実現し、創造があるからですね。 漢字学習もそのように子供の想像力を発揮できるようにしていくと、 子供が進んでやり、漢字力が着くのではないでしょうか。 漢字力が着くと、国語科が好きになります。 不得手感覚がなくなるからですね。 どんな勉強もそうですが、 得意であると言う感じを持たせる事が大切ですね。 たかが漢字と言えば言えますが、この中にも、 国語科を好きにさせ、 勉強に積極的に向かっていく力が、 内在しているのですね。 その逆もあります。 ですから、みんなで、考えていく課題ですね。 皆様の実践などをお聞かせ戴けるとあり難いです。 ・・・・・・・・・・・ たくさんの方にお読み戴きたいので、ブログランキングに参加しています。お陰さまで、8 位です。 賛同される方は、下の2つのマークをクリックして戴けるとうれしいです。 人気blogランキングへ ・・・・・・・・・・・ 下記の本は、漢字教育のあるべき姿と実践を載せています。 「1セット5過程」について触れ、文作りの実践も載せています。しかし、まだまだ、十分とはいえません。皆さんで、豊かにして欲しいです。 * 下記は、教育とは何かを訴えています。 -子どもと教師の成長の記録- 2.ぼく、本当は良い子なんだよ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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