学習語彙の指導について、07・11・3のブログで書きました。
この指導をどのようにするのか、いくつかのご質問が、寄せられました。
ご質問、有難う御座います。
このような質問を大切にした授業をしてきた今日(さん)としては、
うれしいことです。
一人相撲は、不毛になりがちですからね。
本日は、そのご質問について、僕の考えを書かせていただきます。
資料として、11・3に提出した学習語彙の表を再提出します。
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上記をご覧下さい。
これらの抽象語は、数学・体育などの全ての学習で
使われる漢字語ですね。
ですから、これらの漢字語は、理解でき・駆使できるようにしておきたいですね。
特に、高学年になると先生・友達が
これらを使って、話しますので、これらのコトバが分からないと
学習が分からなくなってしまいがちですからね。
全体で88個あります。
これらの漢字語は、上記のように低学年の
学習漢字を使っているのもあるんですね。
漢字で書かれているのは、
低学年で学習した漢字ですね。
かなり、多くの学習語彙が低学年の学習漢字で構成されていますね。
それは、低学年で学習する具体語ではなく、抽象語となって
出てくるんですね。
これらの学習語彙、とにかく、当たり前に使えるようにしておきたいですね。
そのためには、
いつでも、見られるようにしておき、
使えるようにしておくと良いですね。
そのためには、常掲示しておくと良いのですね。
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というものでした。
これは、ただ、常掲示しておくという提案だけでした。
これだけでは、意味の指導・使い方の指導が、欠如していますね。
それをご質問では、指摘されているんですね。
上の表の 『1年 2年 3年配当漢字』の中に
作用・発生・交代・真実・全体・部分・研究・計画・感想・発言・発表・注意・・・・・・
などの抽象漢字語で使われている漢字がありますね。
これらは、3年までに学習する漢字で構成されていますね。
ところが、この漢字が、
作用・発生・真実・感想・・・・・・・
などとして、出てくると、抽象的漢字語なって出てくるんですね。
3年生までの学習では、
具体的な使い方で出てきたものがですね。
ですから、これらの作用・発生・真実・感想・・・・・・・
などの指導は、ちゃんと指導する必要がるのですね。
これらの漢字語、教科書では、いままでは、読み替え漢字として、指導していました。
それは、新出漢字のようには、丁寧に指導してなかったのです。
でも、これらは、意味の理解は難しいし、
使い方も初めてになるので、
丁寧に指導するべきですね。
この表を見てみますと、記録・発言・発表・注意・最初・最後・用心・・・・・・・
など、20語ほどは、取り立てて指導しなくても、日常生活に出てくるので、
その意味は、子供達は、分かっていて、使えていますね。
ですから、残りの60語ほどを取り立てて指導する必要があるのですね。
さて、その指導ですが、
既に読み方・書き順・その漢字を使った漢字語(熟語)
の学習はしてあります。
ですから、ここでは、
辞書上の意味と、その使い方の学習になりますね。
その使い方は、『1セット5過程』の漢字の指導の5過程目の指導である
『文作りとその発表・聞き合い』ですね。
以上、ご検討下ると、ありがたいです。
* 『1セット5過程』の指導については、このブログの
カテゴリーの中の漢字指導の項で、何度も書いています。
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下記の本は、漢字教育のあるべき姿と実践を載せています。上の意見を詳しく書いています。
* こちらは、1字・1字の指導の練習帖です。
1セット5過程に基づいた展開になっています。
1~6年生まで揃っています。