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カテゴリ:読みきかせ・表現よみ(音読・朗読)の工夫
誰が、言っているのか、そのことが、はっきりしないと、読み聞かせは、できないですよね。このことは、絶対、あいまいにできないことですね。 表現よみの会をしていて、そのセリフ、誰が言ったのか、確定してない読み方をしているので、それは、誰が言ったの?と聞くと、確定しないで、あいまいのことか時々、あります。 表現よみは、 入る なりきる のりうつる であると、言われています。 これは、作品にはいる、人物になりきる、作品を自分のものにし同化することなのでしょうね。 ここで、考えの資料にしてみたいのが、宮沢賢治の『やまなし』です。 このやまなし、誰が、言っているのか分からないセリフがあります。それでも、誰が言っているか、決めないと、音声化ができませんね。では、それを、どうしたか、そのことを書いたブログがありますので、再録して、整理してみたいと思います。 ・・・・・・・・・再録・・・・・・・・ February 24, 2007
CDに『やまなし』を入れるので、 会話が、ずらりと並んでいます。 誰が話したか、書いてありません。 けれど、作品を読解し、表現よみをするには、 誰が言ったのか、これを確定しない限り、 表現よみはできませんね。 ですから、表現よみは、ちゃんとした読解を求めてくるのですね。このことは、表現よみは、読解力高めにもなるということですね。 さて、この『やまなし』の誰が言ったかを確定することですが、これは、 文章全体を読んで、そこから決めていくより他ありませんね。(総合) 読み進めていくと、「かにの兄弟の2人」が言っている事は分かってきます。 ですからこれは、お兄ちゃんが言っているところと、 弟が言っているところにわけられます。(分析) そこで、僕らは、会話の内容から、決めました。 その決まったものが、下記です。 弟は、みどり、兄は赤で区別しました。 この誰が、(何が)は、文章を読んでいく時には、どうしても 明確にする必要があることなのですね。 文ちゃん人形の頭に当たる部分ですね。 ここで、録音した先生方は、国語科に力を入れている50歳すぎのベテラン教師です。 これまで、何度か、子どもに指導をしてきたはずです。 それは、誰が言っているか、確信が無いままだったのでしょうかね。 表現よみを迫られ、それを確定せざるを得なくなった。 そこで、今回のような事が分かったわけです。 子どもだって、誰が言っているか、明確にしなければ、分からないし、楽しく読めませんね。
お恥ずかしい話ですが、私はこの作品読み聞かせする自信がなくて、図書館で本を選んでいるとき、戻してしまいました。。。良い話なのでしょうけれども、私は賢治作品で唯一これが苦手かもしれません。先生はそういってられませんよね(笑)。(February 25, 2007 20:01:13) ・・・・・・・・・・・・・・・・ 本日は、どのような場合でも、誰が言っているか、そのことを明確にすることについて考えました。
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