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カテゴリ:誰もが書ける作文教育(文ちゃん人形)
取材ができた。さて、どう書くか。 その指導のためには、このようなものを書かせたいという作品を提示し読んであげたり、話合わせると、どう書くか、イメージができますね。例えば次のような作文は、どうでしょうか。
この作文は、6年生が、「1年生のころの思い出」を書いたものです。2年生の子供には、読めない漢字がありますがこれをプリントして配布し、先生が読んで上がれば、どのようなことが書いてあるか、つかむことができるでしょう。 ここでは、どのようなことを書いたか、話合わせるといいでしょうね。そして、次のことについて、書いていることが分かればいいでしょうね。 ・・・・・・・・・・・ 入学する時、気になったのは、担任の先生 ある男の子のこと 字が上手であること 給食のこと 6年生でも1年生のことが忘れられないこと、 ・・・・・・・・・・・
これらは、前の時間までに取材した3大ニュースと同じだと子どもたちが言うでしょうね。(この6年生の子の作文は、5大ニュースになっていますが。)
(2年生の指導では、2年生の子供が、書いた「1年間の思い出があれば、それが、いいですね。僕の手元にそれがないので、6年生のを出しました。)
次は、思い出作文には、遠足・運動会などの行事作文と違って、文の終わりが、 ・・・・ます。 ・・・です。 ・・・います。 などで終わることを取り入れるのですが、そのことを実際の作品で知らせてあげるといいでしょうね。
このような思いで作文を配布し、文の終わりはで、気づいたことがありますか。と聞くと、 「僕の今までの作文は、・・・・ました。・・・でした。・・・・した。が、ほとんでしたが、 ・・・・思えます。 ・・・・・・います。 ・・・あります。 などが、使われています。」 と、子供から、発表があるでしょうね。
このような発表と話し合いをして、「それでは、実際、書いてみましょう。」と流していくのは、どうでしょうか。 このようにして、書き出しても、まったく書けない子が、何人かは、必ず出てきます。その時には、すでに、書けた子の作文を、読んであげるといいですね。 それでも、書けない子が出てきます。そうしたら、また、書けた子の作文を読んだあげます。 こうすると、すべての子が、思い出作文を書くことができますね。
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「学校の中からしっかりした教育を」このことも大切なことですよね。 この下の欄のブログを読ませて戴きましたら、それを痛感しました。 対抗競技会のための練習で、朝、7時半から、夕方5時まで練習をするというのです。これは、文科省がさせているわけではありませんね。市の対抗競技会のためなのですね。 子どもの体が、心配です。
* この作文指導の実践と理論は下記の本で報告されています。 『小学生の作文教育』(明治図書)1・2・3・/4・5・6年 国字問題研究会・漢字指導法研究会http://members.jcom.home.ne.jp/kotoba/kokuziken-index.html お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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