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カテゴリ:中学の漢字指導
漢字学習帳を使っての1セット5過程方式による漢字指導に対して、学期末の授業で1、3年生から寄せられた主な感想・意見を紹介したい。
生徒から出された要望として、 「その漢字を使った熟語の例をもう少し出してほしい」 「定期的に小テストをやってほしい」 「家庭での漢字の復習の仕方を教えてほしい」などがあった。
そこで、家庭学習用に、こうした要望に応え得る練習プリントを考案中で、2学期から活用したいと考えている。 1セット5過程方式による漢字指導に取り組んでの意義については、昨年度のレジメに次のように書いたが、今年度の実践においても全く同様の感慨を抱いている。 「1セット5過程方式の導入によって、それまでは漢字及び漢字語の読みで終わっていたのが、漢字語の意味と短文づくりを加えるによって、その漢字の持つ意味内容をきちんと理解できるようになった。さらに、日常生活の場面で具体的にどのように使えるのかも具体例を通して理解できるようになった。
このことは、さらに漢字語の語彙力を高めるうえでも少なからず役立っている。最近の生徒の傾向として、日常生活の中で自ら辞書を引くことがほとんどなく、漢字語の使用頻度が低いこともあって、漢字語の意味内容への理解も全体的に弱い。
漢字語の意味の確認と短文づくりが、そうした自分たちの“弱点”を補う形になっていることを生徒たちもわかっているようである。 もし、この記事、少しでも、参考になることがありましたら、 下記クリックしてくださるとうれしいです。
下記は、上記の研究の出発点の本です。
漢字指導法の研究会は、毎月しています。 参加希望者は、上記の事務局にご連絡ください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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