日本の教育は、どうしようもないところにきている感じです。
でも、このようになったのは、その原因があるのですね。
おっと、「なった」ではなく、「した」ですよね。
「なった」では、自然現象のような見方です。
*このような見方の文法指導を主張しているのが、見城慶和です。
彼は、僕らの研究会の仲間です。
このようなことも含めて、NHK教育TV『知るを楽しむ』で、
11月8日(水)午後10・25~10・50)から、4回話をします。
このような問題を考えていく時には、
その問題が起こっている構造・仕組みがどうなっているかと
その中でどのような内容の問題があるのか、
この2つの面から考えていく事が必要なのではないかと思うのです。
例えば、漢字教育の問題ですが、
現在、小学校では、1006字の漢字を指導するようにしています。
これを歴史的に見ますと。戦後は、881字を中学校までの指導としていました。
次には、996字が、小学校で指導する漢字にしました。
そして、現在、1006字にしたわけです。
ところが、これをもっと増やそうとしているのです。
それが、文化庁が出した
「1,945字の常用漢字を小学生に読めるようにする』の方針です。
詳しくは、下記の僕のブログをご参照ください。
http://plaza.rakuten.co.jp/zyx1830/diary/200510260000/
『学習漢字の駆使が学力高めの基礎・・・文化審議会の答申にふれて 』
この漢字数、これが漢字指導の構造・仕組みを見る上の決定的な要素です。
この漢字数が、漢字指導の構造を決定付けているといって良いでしょうね。
次は、漢字指導の内容面についてです。
今まで、僕は、漢字指導の内容について皆様と、一緒に考えてきました。
その中では、子どもが考える漢字指導
子どもが好きになる漢字指導
子どもが学習で使える漢字指導
・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・
などの、たくさんの漢字指導のあるべき姿の意見が交流されました。
でも、
「このようこな指導をしていると、時間がない」
という意見が、必ず、先生方の中から、出されました。
(この続きは、次回にしますね。)
さて、
本題の『漢字指導のポイント(4)1年生から文作り・
分かる楽しい授業で頻繁に起こっている子どもの問題をなくす(14)』
に移ります。
先ず、下の画像をごらんください(『漢字の力・1年』改訂版からです)
始めに、石の読みを音訓同時に指導していますね。
教科書では、音訓の指導が、別々です。
次に、漢字のでき方に触れます。
これは、興味付けを主にしたいですね。
次が、書き順(筆順)です。
大きく書いて、正しい実順を手首化したいですね。
次は、石を使った文の中での読み方です。
音訓の読み方ですね。
次は、書きです。
音訓の書きですね。
次が文作りです。
これで、石の学習の総まとめが出来ます。
子どもが、一番喜ぶ学習です。
(一番嫌いなのは、機械的な読み・書きのドリルです)
このマスだけでは、足りないので、別の紙に書かせるといいでしょうね。
その例が、下記です。
これは、新出漢字「気」を習って、その気を使って、
平仮名を駆使して、自由に、
思い浮かぶ文を書いていますね。
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下記の本も、僕等の研究会が、まとめたもので、漢字教育のあるべき理論と実践を載せています。
1セット5過程」について触れ、文作りの実践も載せています。
重要漢字を手首化する事が、基礎学力をつけるカナメです。
その重要漢字を選定し・教育論理語も表化しています。
* 1・4年生も,既刊です。