「チンオモウニ ワガコウソコウソ クニヲハジムルコトコウエンニ ・・・・・・」
これは、教育勅語の冒頭です。
教課審の暗唱・暗記の強調を読んで、これも、浮かんできました。
この時期の教育は、すでに、理解などは、どうでも良く、ただ、注入(詰め込み)でした。
国語科教育は、戦争遂行のための教科とされ、その精神が詰め込まれました。
この時期は、下記のような本の出版のオンパレードだったようです。
『日本精神の発揚と国語教育』(昭和9・更生閣版)
『国語と日本精神』(昭和14年・松尾捨治郎)
『大東亜言語建設の基本』(昭和18・志田延義)
このような理論を書いた人の中に、戦後の学指導要領国語科の
作成に関わっていた方もいました。
さて、音読の宿題とその練習カードについてです。
聞き取りカード
今までの宿題カードは聞いてもらう事が中心の練習カードでした。
この聞き取りカードは、聞き取りを中心にしたものです。
聞き取り者を中心に持ってきたものです。
下図をご覧下さい。
上の表にあるように、
友だちや家の人が、聞いて評価するものです。
聞く項目として、
正しく読む。
はっきりした発声・発音で読む。
強調をして読む。
声の大小・強弱・高低・速さ・調子など。
間の工夫
会話文と地の文の読み分け
転調
などが、在りますね。
これらは、プロの朗読を評価するときにも
使えるものですね。
ですから、どれ一つとっても、重要な事なのですね。
学校教育でするときは、これらの中の一つでも良いから
評価できるようにするといいでしょうね。
この中の全てを評価するとなると、重荷になってしまいますからね。
年間を通して、計画的指導し、その指導を基に、
評価するようにするといいでしょうね。
ただ、音読しましょうではなく、この中の項目の一つでも、
目標としていれて指導し、聞き手が評価できるといいですね。
この聞き取りカードを取り入れると、今度は、自分が
読むときに、これらの項目を意識して、表現よみをすりようになりますね。
ですから、表現よみの指導を非常に効果的にするカードです。
多くの方に読んでいただきたので、
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