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カテゴリ:説明文の読解
説明文の指導は、どうしたら良いか。現在、行われている指導には、2通りあるようです。 1は、書いてあることだけを読み取る。これは、<さけ・・・・・北の海にすんでいる大きな 魚>とまとめる。 もう一つですが、本日、これを書いてみたいと思います。ご一緒にお考えいただけますと、うれしいです。
もう一つというのは、下記の方法です。A先生は、もう一つの方法でやりました。A先生の指導案から、それをお借りして、ここに、載せさせて戴きます。 その中で、わかったこと、 思ったこと を、文章の中に書きこみ(書き出し)ます。これは、自分の頭だけでする学習です。自力の学習です。これが、面白いのですよね。自分の力が発揮できるからですね。 子どもは、ここの文章では、 「さけは、水のきれいな川上にたどりつくのだな。」 「それから、おびれをふるわせて、川ぞこをほるのだな。」 「それは、50せちものふかさなのだな。」 「それから、そこに、たまごをうみ、うめるのだな。」などの分かったことをほとんどの子が、 書きこみ(書き出し)ます。 それと併せて、「卵を産んだ、親は、どうなるのだろうか、また、来年もこうして産むのだろうか?」という疑問を書く子もいます。 (A先生の上記の指導の計画に、その疑問があったら書くようにしていますね。それは、「思ったこと」と書いてあるところです。) 「『冬の間に、たまごからさけの赤ちゃんが生まれます』…」とありますが、さけは、たまごを生むメスだけで、赤ちゃんが、うまれるのでしょうか?」と、書く子もいます。 この疑問が出たら、それを調べ、話合っていく、これも説明文を読むことなのでしょうね。 この疑問、この『さけが大きくなるまで』の説明文を読解する上で、重要なことですね。この疑問を解決しなかったら、この説明文を読んだ感動は、生まれないのではないでしょうか。 この説明文では、そのことが、記述されていません。だから、この疑問を出し合って、読み深めていくことが、必要なのではないでしょうか。 このような疑問を大事にすることが、説明文の指導では、必要ですね。だから、A先生が指導案の中に書いている 分かったこと(初めて知ったこと)、 思ったこと(疑問・もっと知りたいこと・・・・・) の項目で授業をすすめることは、授業を成功させる元になるのではないでしょうか。このような授業がされれば、子どもは、そのことに夢中になり、いじめなどをやる方には、気が行かなくなりますね。
* この授業は、下記の研究会の本などを参考にして実践したものです。 表現よみ総合法教育研究会 http://hyoukyouken.gooside.com/
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