それまでの作文教育で、僕は、僕が題を決めて(遠足、運動会など)子どもに書かせていました。そうすると、これが、いやがる子どもは、必ず出て来ました。
そうではなく、子どもが書きたいことを書かせる、これが喜んで書き、書く力も着け、本当のことが書けるようになることを、先輩の小林喜三男(元・児言研委員長)から、教えられました。氏は、お孫さんの指導でそのアイデアを考え着いたのです。
この方法を実践して見ると、子どもは、喜んで書き、作文力が着くことが分かりました。で、この方法を実践した先生からも、効果的な方法だという報告を受けるようになりました。
作文に限らず、人間、やりたいことをしたいですよね。
これは、その心理なのでしょうね。
本日は、その方法をご紹介いたします。
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2009.06.26( のブログを編集してご報告いたします。)
<テーマのある作文の指導 を書く>
テーマ(あるまとまったこと)のある文章を書く指導。
これはどうしたら良いのでしょうか。
テーマのある文章を書く。それは、自分の興味・関心と関連あることを書くといいのですね。
それには、自分のニュースを1か月ほど、書き続けると、その中で、一番、興味・関心のあることが、見つかりますね。
で、毎日、書く自分のニュースですが、これは、その日の自分の関心・興味のことなのです。
下記は、3年生のA君が書き綴ったその日の三大ニュース(3つのニュース)です。
・・・・・・・・・・・・・
7月13日 おぼんおこと ◎おじいちゃんのおはかのそうじをした
こと くわがたのこと
7月14日 やきゅうをしたこと ◎ゲームウオッチをしたこと
くるみをたべてこと
7月15日 プールにいったこと ◎くわガたのけっとう そうじ
・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・省略
・・・・・・・・・・・・・・
7月21日 あさのこと ◎うみのこと はやくおきたいこと
・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・
7月24日 ひろきとあそんだこと プールのこと ◎つかれたこと ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ここに書かれたニュースは、A君がその日に社会や自然に関心を持ったことを書いていますね。そこに心が動かされたのですね。
このように長期のニュースから、一番書きたいことを選んで書くと、テーマのある文章が書けるのですね。実際、僕の指導では、こうして、すべての子どもが、テーマのある文章を書くことができるようになりました。
この事を指導をしておくと、高学年・中学校・高校・大人でも、このことは応用できますね。
ですから、こういう指導をすると、作文の時間になって、書くことがないという子は、いなくなりました。
このような指導しないで、いきなり、「テーマのある文章を書こう。」
というと、「先生、書くことがないよ。」と、言われるのですね。
以上のようにして、書くことが決まると、子どもにとっては、一番、心にひびいたことですから、書くことを強制されて書くのと違って、進んで書けるようになりますね。
* この事は、次でも紹介されています。
『誰もが作文を書けるように』
http://edupedia.jp/index.php?plugin=attach&refer=%BC%E7%BD%D2%A4%CE%B4%D8%B7%B8%A4%C8%A5%C6%A1%BC%A5%DE%C0%AD&openfile=sakubunsidot.pdf
* 書きたい時に、書くことができる、この力を着けることは、義務教育の課題ではないでしょうか。この力が、今、すべての子どもには、ついていないのですね。
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