ちゃんとした漢字指導が出来ないのは、
学習指導要領の下で指導時間ガ不足しているからでもあります。
しかし、この指導時間は、、不足してないと思っている方が、結構います。
それが、ここで何度も、例示しています品川区のような案となって、出ているのですね。
例示は、最下段にあります。
どうしてこのようなカリキュラムが考えられるかというと、
漢字指導は、今までのように読みと意味を教えて、
後は、読みと書きのテストをすれば、それで出来るという考えでいるからではないでしょうか。
そして、宿題は、書きの練習。
確かに、この方法は、昔から行われてきました。
このような考えは、漢字学習だけではなく、朗読の世界などにもありますね。
「声に出して読みたい**」などは、その考えに似ていますね。
意味は、分からなくても、声に出して読めばいいのですから。
子どもにシエクスピアなど読ませ、
そこでは、読んだという優越感を味わわせているような
ネライを感じます。
それで、どんな人間が育つでしょうか。
意味が分かる・感情ぐるみ分かるという事が、
学習では、うんと、大切ではないでしょうか。
下記は、英語の学習についての報告を書いたブログからの引用です。
(部分引用)
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・・・・・・この後、Aちゃんが出してくれた”I want ~”の文は便利なので、「何々がほしい」と言う場合は、
”I want money."
のように、want の後にそのままつければいい。
「何々をしたい」という場合は
”I want to eat hamburgers" と to+動詞の形にすればいい、
ということを説明して、
それぞれ文をつくってもらいました。
I want new clothes.
I want Y-chan.
I want a little sister.
I want time.
I want to watch a movie.
I want to go shopping.
I want to read comic books.
I want to be tall.
・ ・・・・・・・・・・・
want,
want to
についての文を作らせていますね。
このやり方で子ども達は、その単語を駆使して行く力を着けています。
これは、力の着く教育だと思います。
この方法は、新出漢字を使って、文を書くと共通している事があるように思います。
1年生では、
これは、新出漢字「気」を習って、その気を使って、
平仮名を駆使して、自由に、
思い浮かぶ文を書いていますね。
このような授業をしますと、時間は必要です。
子どもが、考えて、そして書く時間が、必要です。
このwant,want toを使った文を書くだけで、
10~15分はかかっているのはないでしょうか。
新出漢字を使って文を書かせ、発表をし合うと、
1字の学習で、10~15分は、必要です。
その文を作って、発表をし合うと、
友だちは、この漢字でどんな感じた事があり、それをどのように書いたかな
という事を知ります。
友だちの感じた事を知るということは、
子どもにとっては、興味があることですし、
生きた知識を得る事にもなりますね。
ですから、時間ガ、足りない・間に合うということは、
授業の内容からも来るのですね。
なお、この英語の授業の詳しい事は、下記のブログをごらんください。
とにかく、このようにして、英語の授業を楽しくし
、力も身に付けている事が、伝わってきます。
そして、教育の原点は、何なのか、ということも伝わってきます。
特に、印象に残っている事は、下記の文章です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・と、自分たちのノートの動詞リストを調べたり、
辞書を調べたりして書いていきます。
「先生は見ないで!Don`t look! 先生すぐ言っちゃうから、見たらだめ。」
と釘をさされました。
この子どもたちは、いつも「言わないで~!!!」と
「ヒントをくれるなあ~!!!」という感じなんです。
最後まで自分で調べたい、
最後まで自分で、とりあえず文の形にしてみたい、
という気持ちが強いんです。
「ごめんねえ。先生、暇だから、つい何か言いたくなっちゃうんだよね。」とあやまりましたよ~。ほ~んと、英語になると、何か気が抜けちゃってお喋りモードに私もなっちゃうんですよね。・・・・・・・・・
この子ども達の、やる気・意欲は、すばらしいですね。
こども(人間)は、挑戦したいのですね。
山があるから登ると同じですね。
今の勉強は、山登りを強制されてやっているような面は、ないでしょうか。
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「小学生に会話のパターンプラクテイスは必要か 」
http://plaza.rakuten.co.jp/hatakeneko/diary/200707050001/
* 品川区は、現在より漢字数を増やして、指導をしています。
(再録です)