カテゴリ:経営者のための連続コラム
震災にあわれたかたに心よりお見舞い申し上げます。
皆様が一日も早く普段の生活に戻れるように心よりお祈り申し上げます。 また福島原子力発電所の一日も早い解決を祈ります。 大久保一彦は「多くのかたに元気を与えたい」という気持ちからブログを発行し続けています。 著書「善の循環経営」より 前回からの続き 小野さんが、原価をかける経営を続けて行くうちに、見えてきたことがあります。 それは、「お客様に喜んでもらえば、結果は後からついてくる」ということです。 だからこそ、寝ても醒めても、お客様に喜んでいただくことを一生懸命に考えるようになります。 そのうちに、お客様に喜んでいただくためには、それ相当の準備が必要なことに気付きます。 お客様は、前回の来店と同じことをしても驚きませんから、お客様それぞれに喜んで頂くための準備をするためには、お客様それぞれの情報が重要だということになります。 店にとっては、1人のお客様は100人のお客様の中の1人ですが、1人のお客様にとっては何カ月に1度の来店。 誕生日であれば1年に1度しかない大切な日です。 お客様が少ない最初のころは予約台帳などにメモ書きをしておく程度でいいのですが、お客様が増え、さらに喜んでもらおうとすると、そのようなやり方では不備が多いことに気付きます。 そして、小野さんは、顧客情報をカルテのようにして蓄積する「顧客カルテ」を導入しました。 お客様の志向やいただいたリクエストの内容、どなたのご紹介なのかなど、お客様の情報を個別に書き込んで行きました。 そして、その蓄積した情報を元に、お客様に喜んでもらうために何ができるかを考え、考え付くことは何でもやってみました。 このきめ細かなお客様の情報収集とそれをベースとした演出のおかげで、特に誕生日の演出は日を追うごとに評判になりました。 「誕生会をやるならDINER’S ONO 」 こういうキャッチフレーズが、福岡の20代後半の女性の間で定着するようになりました。 次回に続く お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.03.25 06:56:44
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