カテゴリ:これから開業の方向けコラム
著書「現場力で勝つ」(柴田書店)より
【メニューブックを使う店、使わない店】 メニューブックがメッセージを伝えるということで、自ずと店をよく知った人、よく知らない人で送るべきメッセージが異なり、その点を考慮する必要があります。 店を良く知らない人というのは新規客並びに来店回数が少ない人を指します。 この客層は、店のことをよく知らないために不安です。 そのため「失敗しないように」という心理が働きます。 失敗しない一番の方法は、定番の人気メニューがわかることです。 よく人気ナンバー1とか、人気ナンバー2など見出しをつけている店がありますが、これは新規客にとっては親切な表現だと言えます。 基本的に新規客や来店回数が少ない場合、それと観光地などで年一回しか利用しないなどの場合のように利用頻度が低い場合、あなたの店の定番メニューが載ったメニューブックはしっかりとあったほうが良いわけです。 それに対して、ある程度利用すると自分の店のように詳細を把握し始めます。 詳細がわかり、オーダーするメニューも決まってきます。 そのような状況下ではメニューブックは必要ありません。 ただ、細かいことにも気づきますから、さりげなく、「本日のおすすめメニュー」と壁の黒板にでも表現すれば勝手に選んでくれます。 このような客層は小商圏立地に多くなる傾向があり、住宅地立地で常連や常連の紹介客しか来店しなければメニューブック自体不要であるとも言えます。 メニューブックが必要か必要でないかは店の特徴に鑑み考慮すればよいのです。 次回に続く お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.04.12 17:52:04
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