カテゴリ:経営者のための連続コラム
芒種の連続講座 永続的に繁栄する店のつくり方 その21
~会員会報『四方よし通信』バックナンバー 2015年10月号より 2 第2ステップ パー ~損益分岐点を超え、ある程度売れた後~ グーの強いパンチで一点突破したところで、次のステップに入ります。 続いては、一点突破した強みを活かして、生存領域を広げて新しい市場を包み込むように取り込んでいく段階です。それが、パーの段階と言えます。 2-1 フォローな風で羽ばたく準備をせよ 多くの成功者は「(最初は全然ダメだったが)信じてやっていたら突然売れ始めた」と言われることがよくあります。確実な微増が始まると、突然、お客様が増え始めることがあるのです。 これを“フォローな風が吹く”と言います。 このフォローな風は、ミッション(使命感)を持ってやっていて、自分自身で積み上げてきたものが一気に開花し浸透していく場合もありますが、マスコミで取り上げられてブームになる場合もままあります。社会は一定の意図に向かって進みますから、その風を感じて戦略を練れば、その風に乗りやすいということはあります。 例えば、産業革命以降の世界は、資源争奪戦、資源の浪費、人口増加による経済成長に向いていました。 資源が有限であることに直面して、21世紀は現状維持、資源を無駄にしない、自然志向に向くでしょう。つまり、私が推奨するところの持続可能な農業、食品の保存方法として有用でかつ健康に良い発酵、資源を浪費しなくて栄養価の高い野草という風が吹くということが想像できるわけです。 鈍感な人や未経験の人はこれらの風を感じられないかもしれませんが、私たちのように何度もお店を立ち上げますと、「風が吹いてきたなあ」というのがわかります。また、これは風が吹きそうもないなというのもわかります。 風が吹いてきたら、そこから、一気に畳みかけるように、羽ばたきましょう。 このチャンスをものにできなければ、再び風が吹くのを待つしか無くなります。風に乗ることができたら、次のステップ、パーに入りましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2022.06.27 18:42:52
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