カテゴリ:経営者のための連続コラム
芒種の連続講座 永続的に繁栄する店のつくり方 その22
~会員会報『四方よし通信』バックナンバー 2015年10月号より 2 第2ステップ パー ~損益分岐点を超え、ある程度売れた後~ 2-2 一点突破で築いた後の販売ポイントの広げ方 一点突破というのは、その場所で、特定の商品で一点をついてピンポイントで勝負してきたことを意味します。 そのポイントをうまく広げていきます。 お客様と信頼構築が出来ているだけに広げやすいです。 ただし、信頼を裏切るものを販売すると、その後に大きな影響が出ますので、注意が必要です。 販売ポイントを広げる販売をする場合、既存商品と競合しないことが非常に重要です。 弱い部分を補うか新たなラインを築けないと逆に勢いを落としかねません。 飲食店の広げ方としては、その場所で広げる、別の販売経路で同じスタイルで広げるが考えられます。 人員をあまり増やさずその場所で広げていければ、効果的に生産性を上げることができます。 別の販売経路には、同じタイプの店の出店、通販や物販のスタートなどがあります。 店舗展開は新たな投資と人員を抱えるため、また新たにこれまでやってきた軌道に乗せる苦行を繰り返します。 通販などの物販の場合は、商材的に向く、向かないが発生する可能性があります。 また、利用動機や客層が異なるため、独自のノウハウが必要になる場合があります。 人間というのは、売り手と一定以上の信頼関係を築くと、「こういうのを出しました。どうですか?」と提案すると、すんなりと試していただけます。 ポイントは、少しずつ確実に信頼関係を壊すことなく広げることです。 例えば、先ほどの事例にあげた鮭弁当屋で一点突破した店では、もともとデリをやりたかったために、惣菜を一品一品増やしていきました。完売するようになっては追加、完売するようになっては追加したため、一年もすると日販20万円弱売れる店になりました。このような地道な広げ方がいいのです。あくまでも、ジワジワと微増させるわけです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.06.27 18:44:59
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