|
カテゴリ:・漢字指導
漢字指導の工夫について、考えあってきました。
本日は、このシリーズの3回目です。 今日は、漢字の特質(性質)と、 指導の関係について考えてみたいと思います。 先ず、下図をご覧ください。 図でお分かりのように、 漢字には、形・音・義(ケイ・オン・ギ)の3つが備わっている事が分かりますね。 赤色の部分が、漢字ですね。 形・ケイは、図にありますように、形(かたち)の事です。 この中には、筆順学習・画数の学習などががありますね。 音・オンは、文字通り、音の事ですね。 この中には、読み方の学習がありますね。 義は、意味の事です。 この中には、漢字の意味の学習・熟語(漢字語)の学習などがありますね。 このように漢字には、ケイオンギの3つが備わっているのですから、 それを、一緒に学習すると、習得しやすいのですね。 総合的に学ばせたいわけです。 その方が、漢字の力が着くという考えです。 形・音・義をそれぞれ、別々に学習する訳ですが、 1字の学習が終わった時には、 この3つが学習されているようにしたい訳です。 1つの漢字を形・音・義の中味で、総合的に学習させたい訳です。 同じ漢字を、漢字を30回書くとき言うのは、形のみの強調ですね。 読み方のみは、音の強調ですね。 それでは、実際、それは、どのようにして学習をさせるのか、 という問題です。 それに応える為に、下記のような形式のプリントを作成しました。 これは、実際に、教室で、指導したものです。 形・音・義が内容になっていますね。 その上で、使い方を強調しています。 使い方が大切なので、文として出している所がありますね。 そして、文つくりの欄がありますね。 ここでは、子どもが、実際、文を考えて書いていますね。 * このような学習ができるようにする為、作成したのが、 下記の『漢字の力』です。 (古い版(『漢字プリント』)は、まだ、2年生、以外は、在庫があります。 ・・・・『漢字プリント』 TEL 03・3876・3355、下町人間総合研究所 2年が、近日中に出版されます。 (続きます) 次回は、何故、文を強調するのか、そのことについて書きます。 人気blogランキングへ 下記の本は、 僕等ガ20年以上(児言研を入れると50余年)にわたって研究した 漢字教育のあるべき姿と実践の提案です。 「1セット5過程」・「文作り」・「手首化」 の実践も載せています。 この「1セット5過程の漢字練習帖」が、下記です。 * 近日中に、2年生が出ます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[・漢字指導] カテゴリの最新記事
漢字を書くだけでなく,手先を動かす機会は大人になればなるほど減ってくるような気がします。
身体の隅々まで動かす機会は減る一方なのだなあと感じます。 (2006.07.08 10:53:47)
ベン図の「漢字」の「かん」がひらがななのはどうしてですか??
「かん字」と「漢字」を使い分けていらっしゃいますか? 小学生用にしては、もっと難しい漢字がいっぱいありますし…?? (2006.07.08 21:51:42)
これをバラバラに、それどころか大切なところを無視して教えている場面が多すぎますね…。
(2006.07.09 01:04:36)
みえこ55さん
>漢字を書くだけでなく,手先を動かす機会は大人になればなるほど減ってくるような気がします。 >身体の隅々まで動かす機会は減る一方なのだなあと感じます。 * だから、体が固くなってしますのでうすね。 ----- (2006.07.09 07:38:24)
瞑途存さん
>ベン図の「漢字」の「かん」がひらがななのはどうしてですか?? > >「かん字」と「漢字」を使い分けていらっしゃいますか? *すみません。特に意味は、ありません。 このほうが字配りがいいからです。 > >小学生用にしては、もっと難しい漢字がいっぱいありますし…?? ----- * はい。これは、大人向けに出したのです。 そこから、ヒント。 これを子ども向けに書いて、使えるということです。 ありがとう御座います。 (2006.07.09 07:42:21)
tea*roseさん
>これをバラバラに、 * このご指摘、大切ですね。 バラバラ、これでは、全体がつかめないですね。 そうすると、定着も悪くなりますからね。 < それどころか大切なところを無視して教えている場面が多すぎますね…。 ----- * その通りです。 それは、ドリル中心主義の教育ですね。 (2006.07.09 07:45:19) |