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“飲食店の勉強代行業”大久保一彦の勉強録

“飲食店の勉強代行業”大久保一彦の勉強録

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2005.09.08
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花火

 七月、八月になると突然、混むはずもない電車が混んでいることがある。
「どうしてだろう?」
ふと見ると浴衣姿の若い女性。そう、花火がどこかであるのだ。
 浴衣も最近は値段も安くなり、着やすい商品が増えたおかげで、和服に馴染みのない人にでも気軽に着ることができるようになった。

 私は、人ごみがあまり得意でないのと、お祭り気分のDNAがないのか、はたまた、お付き合いした女性があまり花火を好きでなかったのか、はたまた、飲食業という仕事からか花火というイベントは縁遠かった・・
 思えば、花火などのイベントのときは店がとても忙しかったのだ。
 今、こうして移動している最中も新幹線の車窓から花火が見える。

 思い起こすに、花火を屋外で見た記憶というと高校か大学のころのデズニーランドの花火、次が子供の頃(だったと思うが)神宮球場の花火、(これも子供の頃だったと思うが)多摩川の土手の花火が思い出される。
でも、あまり記憶がない。

そう言えば、マクドナルドで勤務していたころヘルプで江ノ島の花火の日にヘルプに行ったなあ。そんな記憶しかない。
今、思うにとても残念なことだ。

 最近、四十という歳がそうさせるのか、スタッフが増えて自分自身に余裕が出てきたせいか、当たり前のもの美しく感じ、あたりまえのことをありがたいと感じるようになった。

 春の花
 夏の涼風

 これは私の愛読書「菜根譚」に書かれている言葉だ。
 内容は、春の花を美しいと感じ、夏に日陰に吹く風を涼しいと感じられる。
これは、心に余裕がなければできないことで、
常にそのような心持で生きることは大切だという意味だ。
 そのような、何気なく、平和に暮らしていることをありがたく感じることができたならば、今、こうして生きていることをありがたいと感謝できれば、人生は変わるというのだ。

ブログにも書いたが、そんなことを考えていたら、日本合理化の作間部長から、興味深い小冊子が送られてきた。
名前は「ツキを呼ぶ魔法の言葉」だ。

その小冊子の内容というと、「ありがとう」と「感謝する」の違いについてであった。

この小冊子をお書きになったのは、五日市剛さんというエンジニア?の方で、五日市さんの学生時代からあった摩訶不思議なできごとを題材に「ありがとう」と「感謝する」という言葉についてお話になった講和を小冊子にしたものだった。

 五日市さんは、学生のころイスラエルに旅行され、その時に、止むに止まれぬ事情でお世話になった女性からもらったことばが、「ありがとう」であり「感謝する」の使い分けであった。

 「ありがとう」という言葉を、あなたはどういうときに使うだろうか?
「なにか自分に対してしてもらったときに言う言葉だ」と思っているじゃないだろうか?
では、「感謝する」はどうだろうか?
このふたつの言葉を使い分けた時に、人間に幸福が訪れると言う。

 「ありがとう」という言葉を漢字で書くと、「有り難う」と書く。すなわち、自分自身に何か難があったときに使うというのだ。

例えば、駅についたら電車が遅れていたとする。
その時に、「なんだよう」とどうにもならない不満をぶつけるのもひとつの方法。
「なんだよう」と言ったときにどんな顔をしているか考えると、とても恐い顔をしていると思う。
そんなだから、より悪いことが重なる。
よく、悪いことは重なるものと言う。
あれは、本当みたいで、悪いことが悪いことを呼ぶ顔を作り、さらに悪いことが重なる。

 で、そんな時に「ありがとう」って、つぶやくわけ。
「ありがとう」って言うと、どういう顔になると思うだろうか?
実は、いい顔になるわけで、これが、悪いことを絶つきっかけになるのである。

 思うに売上が上がらない人って、自分でより困難な状況に思うわけ。
だって、嫌なことを聞き流せない。
例えば、従業員に、あるいは業者に。
だから、いいことがこなくなる。
恐ろしいくらいに来なくなる。
逆に、いいことは逃げていく。
いいことって、ちょっとした心持や、言葉で変わる。それが、最近私が実感すること。

 もうひとつのことばの「感謝する」はいいことがあったときに使う言葉。
感謝の気持ちがあれば、いいことは、割と長続きする。
これも、最近私の思うこと。
そして、感謝する人しかいなくなるし、感謝できない人は遠ざかっていく。宿命と言うのか、とっても面白い。
「縁と言うものはあるのよ」これは、五日市さんがお世話になったおばあさんの言葉だが、本当に縁というものはある。
そして、この縁、自分自身で変えることができるんだと思う。
「あなたの現在と未来は違う」これはアンソニ・ロビンスが「人生の贈り物」で書いていた言葉であるが、ちょっとした言葉や姿勢で変えていけるんだとおもう。

 で、こんな生活をしていると次第にツイてくる。本当に不思議。
成功した人の多くは言葉をそろえるかのように「運がよかった」と言う。
 それは、人の恩や自分の因縁に感謝し、ツイているって思うことで、さらなる善循環がおこるからだと思う。


 だから、今日から、こういう習慣をつけて欲しい。
「自分はツイている」
と思う習慣を。
「ツイいる」と思うと、あなたの顔が変わる。
あなたの顔が変われば、あなたに対するお客
様や従業員や業者さんや今関わっている人
の気持ちが変わる。
いい顔をすることで、いい人との出会いが増える。
そして、あなたの人生が変わる。

だから言おう、
「ツイている」と。

「DONG!DONG」
窓の外で、花火が、つぶやいている。
「どーん、どーん、良くなってよ。
君はツイている」と。

これから毎月、大久保がその月にちなんだ人生のヒントをお伝えしていきたいと思います。

大久保一彦 1965年生まれ。
1997年コンサルタントとして独立。
アメリカやヨーロッパの視察などから、市場飽和の局面の個人店の意義を実感。
2001年「誰も言わなかった飲食店成功の秘密(フォレスト出版)」を出版。出版を期に、飲食店繁盛会を発足。2004年中堅、大手企業とのコンサルを撤退する。2005年「繁盛の天才 二時間の教え(三笠書房)」の出版を前に、飲食店繁盛会を若手の門下生に任せる。同時に、「夢―商通信」をスタートし、コンサルタント業務を大幅縮小する。
現在、個人の夢の実現を支援する情報提供するビデオ製作販売に専念する。
エロいじんぎすかん屋、おにぎり屋のプリンなどユニークなオーナーの育成を行う。



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Last updated  2005.10.29 00:34:05


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