カテゴリ:大久保一彦の商人のための情報
ひじょうによかったんで、
みなさん読んでください。 ある京都の老舗に伝わる家訓に「先義後利」というものがある。 その老舗の創業者が、江戸の世に石門心学の開祖・石田梅岩から学んだ 奥義だという。 同じ視点は論語にもある。「君子は義に喩(さと)り、小人は利に喩る」 義とは、人としての「MUST」を意味する。 つまり「人して~しなければならないこと」。 正義、信義、恩義、仁義などなど。 確かになんとなく意味がわかる。あまり良い例が思い浮かばないが、 例えば世話になった人にお礼の手紙を書く。 喧嘩をしている人がいたら仲裁に入る。 謝る。破産して法律上は支払う義務が無くなっても、お世話になった人 にはお金を返す。 自分の法的な責務だけでなく、法律で強要されない部分にも信義を 尽くす。 確かに義を優先すると、目先のお金や時間の損失やリスクを引き受ける ことになる。義理というと、現在の私たちは何か軽い意味を持ちやすい。 しかし、義理の中には法律で強要されること以上に、人間として大切な MUSTがある。 ここに生きていく難しさがあり、経営として人格として、すべてのことに 対する最大の差別化のヒントが隠されているような気がする。 義を優先するか?利を優先するか?その人の人格は決まる。 私は義が先の人か?利が先の人か?で、その後のつきあいを 決めるようにしている。 経済に貧しい頃、どうしても利を優先してしまう。 私も偉そうなことを言っているが、利が先にたつ人だった。 「衣食が足る」ようになって、反省しきりである。 残された人生で何割か世の中に返し、償わなければならない。 私の課題である。 井上氏も同じ思いであることに驚いた。 これはまさに夢ー商通信の発足の精神である。 井上先生の絆通信はこちらから おいしい店一杯紹介のページはこちらから おいしい店紹介の人気blogランキングはこちらから お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.11.29 01:42:05
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