テーマ:がんばれ旦那さま(594)
カテゴリ:経営者のための連続コラム
1975~バブルの時代までは、市場が伸びている段階であり、供給よりも需要のほうがはるかに多かったわけです。
そのようなときは、需要のあるものを揃えればよかったのです。 需要のあるものは品薄である場合が多いので容易に想像がつき、ABC分析はそんなに重要性がありませんでした。勘でよかったのです。 バブル崩壊後、1990年から、消費者に限りない便利さと快適さを提供する時代に入り、ABC分析の重要性が増します。 便利だと感じるには、利用動機に応じた必要なものがあることが重要でした。 ターゲットが必要なものをそろえてあげることが大切で、必要そうなものはABC分析をして売れ筋をみればわかったのです。 しかし、徐々に、いつでもどこでも便利さの恩恵に預かるようになると、消費者は快適性を求めるより楽しさなどの感情的な要素を求めるようになり、必要なものしかない店には魅力を感じなくなります。 「もの」に重きを置いた時代なら、「欲しいもの」を求めてお客が来店したので、何をうるかが大切でした。 「雰囲気を感じる」ことに重きを置く時代には、必要なものしか品揃えないABC分析がマイナスとなりうることが多くなったのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.09.26 00:44:54
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