カテゴリ:経営者のための連続コラム
コンサルタントになるにあたって注意点がふたつあります。
今日はその話をしましょう。 そもそもコンサルタントは名刺を作ってHPを開設すればそれで開業できます。 自宅で始めれば初期投資もほとんどかからないです。 だから、簡単に開業できてしまうのです。 会社で何かあった人、転職に失敗した人、いろいろな人が参入します。 しかし、多くの人は1年~3年以内に廃業か、店のヘルパーみたいになってしまいます。 ですので、実際はサラリーマンをやっているのと変わらないことが多いです。 そこで、注意点のひとつ目の話になります。 まず、ひとつめが見込み客を最低50くらい見つけておくことです。 私の経験では、セミナーなど前向きな場所で知り合ってコンサルタントの依頼を受けるのは、 早くて半年~1年、たいていは3年~5年かかります。 つまり、来お仕事のご依頼をいただける可能性がある見込み客をいかにおさえておくかがポイント。 逆に、仕事が回らないと「今、すぐ困っているから助けて欲しい」人ばかりになる。 そうなると、いい循環で仕事が回らなくなるのです。 また、独立当初、大口の契約を見込む人もありますが、今の時代はそう長く顧問契約も続かないケースが多いです。一社のウエイトが高いと反面リスクになります。 顧問料が高いということはクライアントの負荷になることが多く、支えきれないケースが多いというのが理由です。 だから、なるべく契約を小口で複数に必要があるのです。 次にふたつ目の注意点ですが、得意技で勝負しないといことですね。 時代の流れが速いので、得意技は高単価を稼ぎ出す伝家の宝刀にしたいです。 安く多売するとその情報そのものに価値がなくなります。 私は独立当初、専門店を展開する企業、大手スーパー、地方スーパーで手作りとんかつの指導をしました。その結果、とんかつ店はどこにでもあり、とんかつ惣菜もどこにもあり、とんかつに関する指導が無くなってしまいました(笑)。 こんなリスクはだれにでもあります。 また、コンサルタントは情報産業ですから、 「いまだに達成したことのないことを得ようとするならば、未知なることに挑まなければならない」 という要素が強いです。 だから、困ったときにだけ、十八番の仕事をするくらいの余裕が必要なのです。 そのために、将来に備えて猛烈に時間とお金を投資して勉強しないといけません。 つまり、バタ貧状態になるとひとつめの注意点もふたつ目の注意点もかかえてしまうのです。 大久保一彦のスピリットがわかる本 小さな飲食店が成功するための30の教え お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.09.29 00:49:45
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