カテゴリ:大久保一彦の野草のワークショップ
村上先生のお勉強会、二日目
まず、『ゆいきらら』の弁当からスタート。 今日は、村上先生に質問するスタイルで進行します。 (1)薬草について ・有毒なものも含めて薬草という 効果の裏返しが恐ろしい 使い方を知らないと恐ろしい (2)ミネラルについて ・ミネラルの取りすぎは人間の体ではあり得ない 足らないほうが問題 ・地球にある成分は地球にあるバランスであれば水銀でも、カドミニニウムでも問題ない。 ・工業化社会になり、ミネラル成分が偏って存在するようになった。 それが問題だ。 ・人間は海の中の成分が必要で、これが理想的なミネラル。 (3)灰汁の効用 ・植物を乾燥させるとカチカチになる。 それを戻す手段が灰汁。 ・植物の灰が良い。 椿の葉っぱを燃やすとアルカリ性が無茶苦茶強い。 暖炉の槇のペレットは有害 →混ざり物がある木材に注意 藁灰でも良い。 ・灰のアクでスルメイカを元に戻せる。 ・灰のアクはミネラルが多く、万能の蘇生剤。 ・湿疹に着けても癒える ・木を焼却炉で燃やせば、良質な灰が作れる ・植物や金魚は病気になったら灰をつける ・灰は水につけるとミネラルが出るからだめ (4)紫陽花を食用禁止は無知 ・紫陽花を食用禁止したのは厚生労働省とその御用学者が植物について無知に起因する ・飲食店で出したのは乗算紫陽花の新芽で紫陽花とは植物が違う ・常山(乗算)紫陽花はマラリアの下剤 →だから下痢した ・紫陽花の食用禁止の通達は間違いだったが未だに取り消されていない (5)梅干しの種は食物繊維の塊 ・便秘のときは梅干しの種を飲み込むと良い →食物繊維が多い。 溶けるとお茶碗一杯の繊維になる。 ・梅干しの種は体内で溶けるようになっている。 ・飲みにくいからと、砕いて飲むと喉を傷つけるのでそのまま飲む ・粉末ならOK。ティスプーン2杯でなおる。 ・梅干しの仁(じん)も一緒に入れると良い。 ・太宰府に梅の仁をペーストにして売っている場所がある (参考) http://umenojin.com/ (6)植物の皮 ・植物は皮に薬効がある。 ・葉や花は皮が変化したものだから効果がある。 ・木本性植物は皮がとれるが、草本性植物は皮がとれない。 ・苦み、えぐいにこそ効用がある。 苦い、えぐい、酸っぱいを食べられるようにするには熱を加える、油を入れる、塩を入れる (7)その他 ・椿の花をあげるときは花が広がるように片栗の衣をまぶす、色出しに衣にお酢を入れる ・百合は苦みを考えなければなんでも食べられる。 オニユリは苦みが少ない。 百合病 百合の根を煎じたものを食べさせるとシャキッとする 花は薬効が強すぎて下痢する ・酢橘は何故周年あるか? →勝浦の果樹園芸試験場の人が考えた方法のおかげ ・三日経ったら三度下げるを繰り返しして 10度以下になると呼吸を止める、そうすると何年も保存できる。 一気に下げると変化についていけない。 ・銀杏の葉は五月までのエキスは血管修復できる 黄色くなると毒 ・工場生産した野菜は日持ちするのは、代謝が悪いから 菌がいないという面がいいが、栄養は全くない。 ※普通の野菜ですら休耕植物 ・土地が肥沃でないとハコベが生えない。 それはミネラルがないから。 庭に落ち葉を入れて入ればハコベが生える。 ・100メーター見通しが良いと鹿やイノシシはやってこれない。 草刈りしていないから。 檻をおくと草刈りがしにくい →見通しが悪くなる 里山 ・五味子、赤い粒々をペーストにして煮詰める BC型肝炎に ビナンカズラ ・キササゲの細長い鞘を煎じたもの 人工透析を受ける前にやってみると多くの場合、透析を不要にする 人工透析は儲かる ・ヤブ豆 黒豆の原種 (8)松竹梅 ・松 松は血液の血流を良くする 松葉酒は 松、砂糖、水で作る 赤松は失敗しない。黒松はたまに失敗する人がいる。 ・竹 竹はリンパ液の流れを良くする。 ・梅、胃腸の流れを良くする。 精神疾患にならない。 “松竹梅論”を提唱したのが漢方医の吉益南涯 (9)薬事法 ・効くと表示するといけない。 ・健康に良いですよはOK、美味しいですよはOK。 ・抽出して濃縮したものがエキス (10)酒税法 特定少数ならOK 会員制にすれば良い (11)ミツバチ ・ミツバチの体液が入っているのが蜂蜜 ・日本蜂蜜法?では蜂蜜の体液を除いているので単なる砂糖液 (12)まとめ 病気は作るのは難しい、直すのは簡単 お昼は野草のピザを試作 その後、柿渋の作り方。 柿渋を10年以上熟成させると、血圧降下剤になる。ただし、出来たてはタンニンなんで、逆に血圧を上げる。 その後、パペリーナで野草を使った皿を検証。 野草の勉強は時間がかかります。そして、5年先の話でしょう。だからこそ、勉強代行業の出番なんですね。一朝一夕にできないことをしぶとくやる。 それが、未来の塾生のお役に立つ。 まさに色即是空空即是色ですな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.06.17 12:40:58
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