テーマ:グルメな仕事(992)
カテゴリ:今日の大久保一彦のしごと
反復の量稽古がもたらすもの
「大久保さん、ただでもいいから、人の前で話すことを、まず1000回 やりなさい」 これは、独立したときに福岡の竹田陽一師匠に学んでいたときのアドバイスです。 私は、このアドバイスの後、偶然にも、ヒューマンアカデミーや料理専門学校などから講座開設の依頼があり、そのアドバイスを10年かけて、実践しました。 そして、「量は質に転換する」という実感をすることができました。 それ以来、私が大切にしているのが、仕事の質を高めるための反復練習です。 折に触れ、目標を決めて実践しています。 例えば、このブログ、ブログブームの時代に始めまして、もうじき15年。記事数ももうじき7,500記事。 書籍もそうですね、出版社の無理なスケジュールに応えてもうじき30冊。 魚を覚えることもかねて始めた『第三春美鮨』での量稽古、築地移転前の最後のチャンス、50回訪問もあと一回となっています。 これだけいくと、魚の味わかりますね。 そこから、お店の立ち位置、やり方も見えました。 美食家という事実が塾生にメリットがあることに気づき、今年は、より私の食べ手としての能力や影響力を高めることに力を入れました。 震災以降始めた食べログのフォロアーももうじき2,000人となります。 昨年から蕎麦屋の開業をいっぱい手伝いました。 これも身になってきました。 反復の量稽古は時間がかかり、遠回りですが、必ず、質となり、自分にかえってきますね。 来年2018年もさらに量稽古していきます。 謙虚にがんばりますので、どうぞ、よろしくお願いします。 【お知らせ】 ついに大久保一彦がグランドジャンプで監修しているコミックが単行本になりました。 Amazonでも、売れています。 三十歳バツイチ無職、酒場はじめます。 1【電子書籍】[ 久部緑郎 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.12.29 20:06:24
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