カテゴリ:これから開業の方向けコラム
食事需要と看板料理
食事需要とは、日常生活の三度の食事の延長線上の利用動機であり、ご飯や麺類が主体となる食事を意味します。 “お腹が空いた、何か食べよう”というきっかけがあれば、来店につなげやすくなり、お客様作りが比較的な簡単な面があります。 しかし、食事需要の利用動機が気軽と言っても、日常生活での食事のローテーションの中に習慣化されているフードを無意識のうちに選ぶ傾向があります。 したがって、食卓への出現頻度が低い業種は、時間をかけて食卓に出現する努力をする必要があります。 外食という行為はもっとも身近なレジャーです。そのレジャーで最も気軽な利用動機として機能させるのがこの食事需要というニーズと言えるでしょう。 この食事需要に、目的となる飲食物を組み合わせるとレジャー性が高まり、本来は足元商圏と言われます移動時間5分~10分の商圏を飛躍的に広げます。 そのため、この目的物となる看板料理の開発はとても大切です。 この看板料理の開発こそ、成否を決めるかもしれません。 おいしさを押さえつつ“未知との遭遇”となる看板料理をどう開発するかです。 そのためには、そのリソースとなる体験が開発者には必要となります。 そうなるとその料理を提供できる店に行く必要があるわけです。 人口減少、生産年齢人口、消費税による勤労世帯の可処分所得の激減というマーケットのトーンダウン中の日本においては、幅広い層を取り込むことができる食事需要はとてもありがたいと言えます。 ただし、基本、食事需要+看板料理の組み合わせの方向性は、一店舗経営で大型化経営です。 これから個人飲食店の時代がきます。 個人飲食店開業のために、これからいろいろ活動をしたいと思います。 ただいま、実験的導入をしていますので、お気軽におたずねください。 そういえば、大阪の若手、酒井くんが、お初天神に神戸牛の店をオープンしました。 ちょっと単価が高めですが、ぜひ、行ってみてください。 こちらです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.08.19 08:30:35
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