カテゴリ:経営者のための連続コラム
思ったことを書いてみます 敵について
先日、パートナーの齋藤さんと、同じエリアにあるホテルのメインダイニングで食事をして、私のおいしさを私のプログラムで点数化して欲しいとお願いされました。 実際、おいしさのエレメンツを拾って点数化してみるとすばらしい点数でした。 食事をしてそれなりによかったと感じたのはこれだなと改めて実感しました。 それを見て齋藤さんが「敵ながらあっぱれだ」とおっしゃいました。 私はこの言葉に違和感を感じました。 齋藤さんは「敵」だと思っているんだ。 私は、確かに依頼されたレストランの料理の評価を改善する仕事をしている。 でも、それは「敵」とやらに勝つことではありません。 そもそも、レストランの施設や機器、人員、歴史、現在の評価、料理人やギャルソンのこれまでの経験や既知が違うのだから、「敵」になる水準ではないことも多いでしょう。 そして、何よりも大切なのは、現在の経営資源や制約条件の中で独自性を出して、お客様に喜んでいただくことだと思うのです。 最大の「敵」は自分自身だと思うのです。 そしてそれは多くの場合は妥協です。 妥協はエクスキューズできる環境から生まれます。 会社の方針は・・・だから、 人がいないから、 いろいろエクスキューズはあります。 評価を良くするというのはお客様の喜びを集めることです。 そして、まず、残念なことを無くすことです。 この2点をを優先して、どうしたらできるかを考え実行しないといけません。 喜びを集めることなんて少しがんばればはだれにでもできると思うんです。 そのためのポイントは何ですかとの質問をいただきました。 それはお客様の目の輝きであり、現場で携わる人の目の輝きだと思うのです。 今週、会員である福岡のONOグループがオペレーションしているホテルのレストランで朝食を食べました。そのブッフェ会場でお客様の目が輝いているのを久々にみました。 評価が上がらず口コミが増えないホテルの朝食はお客さんの目に輝きがありません。 楽しそうな表情、これこそがレストランの独自性の根源だなと実感しました。 そして、こういうレストランと関係して、つくづくよかったなと思うのです。 大久保一彦の本 【中古】 大久保一彦の「人」が集まる飲食店店長の秘密 / 大久保 一彦 / 日本能率協会マネジメントセンター [単行本(ソフトカバー)]【メール便送料無料】【あす楽対応】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.03.21 19:11:09
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