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カテゴリ:聞く・話す
話させる事が、指導の手がかりですから、
「だまって、聞きなさい』とは、 授業の中では、普通、僕らの研究会では、言わないというのが、 研究の到達点になっています。 (初めて持ってクラスで、 教室が、荒れていて、教師の話を聞かない異常な状況では、 言う場合もありますよ。) この事を土台にして、 どのようにして、話をさせるか、その工夫をしています。 そのような工夫をして指導をした結果、 実践報告として、 まとめた『表現よみ』の本ができているのです。 6年生の『川とノリオ』の実践は、 これが、小学生かと言われるほどの、読みをしていますよ。 さて、話をさせる課題。 これは、『絵物語』の指導から、入っています。 いきなり、文章からではないのですね。 この事を1年生の『表現よみ』・田村操さんの報告で、 見てみます。 絵(掛け図)を見て、子どもに発表をさせます。 その時、 どんな登場人物がいるか。 何処にいるか 何をしているか どんなようすか 何か言っているかな 周りの様子はどんなかな など、 たくさんのことを絵から感じ、発見し、発表できるようにしたというのです。 この事を通して、 絵という『媒体』を基にして、 クラスのみんなが 感じていること・分かったことを コトバで確認していく事が、 学校で(言語)学習をしていく 第一歩だと位置づけています。 この発表の中で、友だちの発表から 、自分が気づかなかった事にも眼を開く事になる とも位置づけています。 話をさせる、そのための第一歩の指導として、 掛け図を使った指導について触れました。 なお、このような初歩の指導も概念の指導の入口であるから、 大切にしたいと田村操さんは、書いています。 話すことは、本当に大切ですから、 このようにして、話をさる工夫をしているのですね。 非行生徒の指導なども、まず、話を聞いてやる、 そこから、出発してしていますね。 この事は、話を聞いてやれば、 非行行動をしなかったとも言えるのですね。 教育では、相手は、人間です。 話せば、すべて、分かり合えるのですね。 そこから、発達が見られるのですね。 次は、「文章を基にして話させる」に入ります。 これは、次回に致します。 本日のブログの内容を応援してくださる方は、 下のマーク、ボッチとクリックをして戴けるとうれしいです。 それが、ランキングに反映します。 ランキングが上がると、アクセスが、増加します。 多くの方に読んで戴きたい気持ちは、皆様と同じです。 一日、1クリック、有効です。 もう、1つ、あるのですが。 人気blogランキングへ * 僕らの研究会のまとめは、下記の本に出ています。 絵をクリックしますと、本の概略が分かります。そして、楽天での購入の仕方も分かります。 尚、本書は、1~6年まで、各学年あります。 下記の本も、僕等の研究会が、まとめたもので、漢字教育のあるべき理論と実践を載せています。総合的なものです。 「1セット5過程」について触れ、文作りの実践も載せています。
* 4年生も,既刊です。1年がもうすぐ、出ます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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あっきいの友だちで、決して無口ではないのに、何か説明を乞うと、「やだから、やだ」「いいんだよっ」「がーーっ」などと言ってまるで筋道が通る話ができない子がいます。
お母様の話では、算数の文章問題から、式をたてることがなかなかできないそうです。 一年生ですから、「文章題」と言ってもたかがしれているのですが・・・・・ 私は親でもその子の先生でもないのですが、しょっちゅう遊びに来る子なので、普通の会話の中で筋道立てて話す誘導が何かできないかな?と思っているところです。 (2006.09.20 07:45:40)
かなにゃん3728さん
>あっきいの友だちで、決して無口ではないのに、何か説明を乞うと、「やだから、やだ」「いいんだよっ」「がーーっ」などと言ってまるで筋道が通る話ができない子がいます。 >お母様の話では、算数の文章問題から、式をたてることがなかなかできないそうです。 >一年生ですから、「文章題」と言ってもたかがしれているのですが・・・・・ > >私は親でもその子の先生でもないのですが、しょっちゅう遊びに来る子なので、普通の会話の中で筋道立てて話す誘導が何かできないかな?と思っているところです。 ----- <・・・・・・・・・・ 普通の会話の中で筋道立てて話す誘導が何かできないかな?と思っているところです> そう。 大切なのは、このことなのですよね。 普通の会話の中に、学びがあるのですね。 文字を書く、これだけが学びでは、無いのですね。 だから、1ねんせいは、 『絵物語』から、入るのですね。 勉強と言うとドリル・音読。 これは、一面的で、これからの学習を阻害しますね。 ちゃんと話す、これが、今、うんと大切ですね。 <、「やだから、やだ」「いいんだよっ」「がーーっ」などと言ってまるで筋道が通る話ができない子がいます。> これは、TVの影響もありますね。 おやが、これをどう見るのか。 それが問われていますね。 (2006.09.20 08:35:47)
人と話しているうちに、それがヒントになったりすすことってありますね。
ブログなどでも、誰かのコメントがきっかけになったりと。 授業でそれがシズティマティックになされたら素晴らしいですよね。 それを家庭でも出来たらいいなあと思いました。 (2006.09.20 12:15:35)
子:「あれは、なあに?なにするもの?」
答えを求める言葉ですが、大抵はこう答えます。 私:「○○は、何に見える?何するものだと思う?」 最初の頃は、「知ってるんでしょ。教えて」だったのですが、 続けてると自分で考えるようになります。 もちろん見当違いやピントはずれの想像をすることもありますが、 否定しないように気をつけています。 幼児、低学年での発想のおもしろさ(豊かさ)は、その時期にしか味わえないので。 私:「つまり、こういう風に思ったのかな?」 子:「ちょっと違う。そうじゃ無くて、、、、、」 と言葉のキャッチボールも楽しめます。 一番の問題は、娘相手にはこれが自然にできるのに、 息子相手だと、キャッチボールが楽しめないことです。。。 (2006.09.20 12:29:29)
できるなら、少しでも幼いうちから、考えを発する経験、受け止めてもらう経験、導かれる体験などを持ってもらえたらいいなぁと思うことがあります。
そのような時期を幼いうちに逃してしまうと、本人も周りもずいぶんと傷ついてしまうような気がしますね。 (2006.09.20 17:20:09)
相手の言葉を引き出すのって、本当に難しいですね。
こちらの一方的な熱意だけでは・・。 子供の頃のこういう経験は、自分の意見を人に話して理解してもらうためには大切な機会だし、練習になると思います。 結婚してから、こんなにも、相手の考えを聞きだすことが難しいと・・実感しています。 「待つ」だけでもうまくいかないし・・。 状況や背景や心情や・・関係や・・・大人になると難しいですね。 (2006.09.20 18:56:55)
>(初めて持ってクラスで、教室が、荒れていて、教師の話を聞かない異常な状況では、言う場合もありますよ。)
これが現実かと思います。 少なくとも「最初が肝心」で、最初に黙認してしまうと授業が成り立たなくなり、注意も聞かなくなります。 理屈の上では「黙って聞きなさい」を”避ける”ことになっていますが、避けるには「信賞必罰」を旨とし、最初に徹底しておく必要があると思います。 高校職員だった頃、こういう授業になりやすいクラスがあり、生徒指導部だった私は、教頭の半ば他人事のような「行ってこい!」に何度動員されたやら・・・ >非行生徒の指導なども、まず、話を聞いてやる、 生徒との接点が見出せますよね。 話の流れの中で「興味がありそうな分野」を見つけ、それにまつわる話題を通じて垣根を取り払います。私は、この方法を使っています。 (2006.09.21 00:57:47)
教える立場で仕事をしていると、どうしても自分が「話す」ことに力を入れ過ぎて、子供に「話させる」ことが疎かになっているなと感じることがよくあります。
今はなるべく子供に「話させる」指導を心がけてはいるのですが、ろくに子供の話も聴かず説教していることもしばしば。 気をつけなければいけませんよね。(反省) (2006.09.21 00:58:21)
みえこ55さん
>人と話しているうちに、それがヒントになったりすすことってありますね。 >ブログなどでも、誰かのコメントがきっかけになったりと。 >授業でそれがシズティマティックになされたら素晴らしいですよね。 * そうなのです。 その事の研究をずっと、してきました。 >それを家庭でも出来たらいいなあと思いました。 ----- * 家庭でねえ。 やったら、 すごい本になりますよ。 (2006.09.21 08:19:07)
hypericumさん
>子:「あれは、なあに?なにするもの?」 > >答えを求める言葉ですが、大抵はこう答えます。 > >私:「○○は、何に見える?何するものだと思う?」 > >最初の頃は、「知ってるんでしょ。教えて」だったのですが、 >続けてると自分で考えるようになります。 * ありがたい、実践報告です。 > >もちろん見当違いやピントはずれの想像をすることもありますが、 >否定しないように気をつけています。 * 否定したら、次から、言わなくなりますからね。 > >幼児、低学年での発想のおもしろさ(豊かさ)は、その時期にしか味わえないので。 * その時期ね。 時期ものかあ・・・・・。 > >私:「つまり、こういう風に思ったのかな?」 >子:「ちょっと違う。そうじゃ無くて、、、、、」 > >と言葉のキャッチボールも楽しめます。 > >一番の問題は、娘相手にはこれが自然にできるのに、 >息子相手だと、キャッチボールが楽しめないことです。。。 ----- 息子さんの場合は、どうしてですか? (2006.09.21 08:22:14)
tea*roseさん
>できるなら、 少しでも幼いうちから、 考えを発する経験、 受け止めてもらう経験、導かれる体験などを持ってもらえたらいいなぁと思うことがあります。 * ピアノをご指導されていてですね。 分かりますよ。 > >そのような時期を幼いうちに逃してしまうと、 本人も周りもずいぶんと傷ついてしまうような気がしますね。 ----- * そうなのですね。 だから、、今、教育基本法を変えるなんて、言っているときでは、無いのですね。 子どもの直接のことにかけなくてはね。 (2006.09.21 08:25:34)
dola10さん
>相手の言葉を引き出すのって、本当に難しいですね。 >こちらの一方的な熱意だけでは・・。 * その通りですね。 手立て、(作戦)が、必要なのですね。 これナシには、成功しないですよね。 > >子供の頃のこういう経験は、 自分の意見を人に話して理解してもらうためには大切な機会だし、 練習になると思います。 * 子どもの頃のこれが、大人まで、続きますからね。 > >結婚してから、こんなにも、相手の考えを聞きだすことが難しいと・・実感しています。 * 一人の大人ですからね。 相手には、考えがありますからね。 それを無視したら、ファッショですからね。 でも、気づいたら、必ず、うまくいきますよ。 でも、気長に忍耐強く。 >「待つ」だけでもうまくいかないし・・。 >状況や背景や心情や・・関係や・・・大人になると難しいですね。 * だから、子どもの時に、教育しておきたいですね。 ----- (2006.09.21 08:31:05)
はたやんさん
>>(初めて持ってクラスで、教室が、荒れていて、教師の話を聞かない異常な状況では、言う場合もありますよ。) > >これが現実かと思います。 >少なくとも「最初が肝心」で、最初に黙認してしまうと授業が成り立たなくなり、注意も聞かなくなります。 > >理屈の上では「黙って聞きなさい」を”避ける”ことになっていますが、 避けるには「信賞必罰」を旨とし、 最初に徹底しておく必要があると思います。 > >高校職員だった頃、こういう授業になりやすいクラスがあり、 生徒指導部だった私は、 教頭の半ば他人事のような「行ってこい!」に何度動員されたやら・・・ > >>非行生徒の指導なども、まず、話を聞いてやる、 > >生徒との接点が見出せますよね。 >話の流れの中で「興味がありそうな分野」を見つけ、それにまつわる話題を通じて垣根を取り払います。 私は、この方法を使っています。 ----- * 重ねて、貴重なご意見有難う御座います。 全て、同感です。 (2006.09.21 08:33:00)
何か、無理して教えようとしているみたいに思います。
元々子供は天才です。殊に、一年生は揃って勉強好きと言います。これが三年位になると嫌いが多くなります。無理やり詰め込んでいるんじゃないのかなあ。 今、大人の為に<a href="http://adachi51.at.webry.info/200608/article_9.html">何を教えるか</a>をブログに書いています。まだまだ結論までは遠いですが、一万六千字位は書いています。 どうすれば、自分を発揮できる人間になるかを推論していきます。 (2006.09.22 00:06:33) |