テーマ:がんばれ旦那さま(594)
カテゴリ:経営者のための連続コラム
「鮮寿」の例を読んで、「お店を丸ごと変えるなんでいうことはできない」と考えた方もいらっしゃるでしょう。
しかし、そんなことはありません。 男性は、全部いっぺんに変えようと思う習慣がありますから、そう思うだけで、実は、少しずつパーツを差し替えればいいのです。 スターバックス・コーヒーの店先に、そのヒントがありますのでみてみましょう。 では、スターバックス・コーヒーの店前を思い出してみてください。 スターバックス独特のモスグリーンの丸い看板、ガラス張りのおしゃれな外観を思い出されましたでしょうか?その入り口の前に、かわいらしい黒板がありますよね。 思い出しましたか? 丸い文字、かわいらしいカップのイラスト、曲線が多いハートマーク、カラフルな色使い、どの支店でも、いかにも女性が書いた、かわいらしいあの看板です。 実は、変化をうまく伝えるにはこの黒板が重要です。 そういうと、あなたは「黒板なんてどこだって(自分のところだって)やっているよ」というでしょう。 でも、実際はスターバックスのように変化を伝えるツールとして機能していない場面を多くみかけます。 その原因は手入れがされていないことです。 ただ、その日のランチメニューなりが書いてあるくらいで、うまく使われていない。 極端な言い方をすると、置きっぱなしになっていることが多いのです。 黒板には、「変化している」というメッセージを送る機能があります。 そのメッセージを伝える重要なポイントが愛情です。植物には毎日水遣りをしますよね、同様に、黒板は毎日愛情をこめて書きかえることが大切です。 たとい毎日同じことが書いてあるとしても毎日書き直す必要があります。 そうすることで、メニューなどが「しょっちゅう変わっているんだな……」という印象を与えることができます。 それは、フリーハンドの場合、文字やイラストでコピーしたように前日と同じに書くことができない小さな変化が原因です。 女性客が思わず入ってしまう店は、ここが違うのです。 女性は、その変わった文字ひとつを無意識に認識できるのです。 黒板は店にさりげない変化というアクセントを感じさせるツールなのです。 大久保一彦の本 ![]() 【送料無料】繁盛力 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.08.20 00:30:23
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