テーマ:グルメな仕事(992)
カテゴリ:偉人の言葉、今日の親父からの言葉
私の人生を変えた元岡健二さんとの出会い
本を初めて出版して、三冊が2万部、1万部、2万部以上と立て続けに売れ、ベストセラーの経営本となると、本を読んだ困っているお客様が全国からやってくるようになりました。 しかし、それまでは、ハイディ日高、東和フードサービス、とんかつの和幸、JAなど小規模零細でない顧客を相手にしていなかった私自身も人生に迷っていました。 「何をすべきなのか」「どうあるべきなのか」という理想と現実のギャップが大きかったからです。 どんな人生でも、行ったり来たりです。歌ではありませんが「3歩進んで2歩下がる」ことが多いものです。そこから、一歩前に進むのはきっかけが必要なんだと思います。 私の迷いを断ち切るきかっけとなったのは元岡健二さんの一言です。今の私があるのは元岡健二さんとの出会いが大きいです。 当時、元岡さんは自然派ブッフェの「ティア」という業態を熊本で開発され、全国にその業態の賛同者をたくさん生んでいました。この業態によって、外食産業記者会が、その年度に活躍した外食業者を表彰する「外食アワード2004」を受賞されていました。 元岡健二さんとの出会いは、私がの有名なセミナー会社である日本経営合理化協会(牟田学代表)で店舗見学セミナーの講師を務めるようになって、そのセミナーの開催にあたって教育部長の作間信司さんから紹介を受けたのがきっかけです。 当時私は、『「行列ができるダントツ飲食店」の秘密』をお読みになった大型焼き肉屋を営む地方の二代目経営者より訪問指導を依頼されていました。その店はBSEの影響で苦境にたっており、いろいろなことを模索しておりました。 私は、その大型焼き肉店の苦境を解決するために何かヒントにならないかと、二代目経営者と熊本のティアに一緒に行き、元岡さんにお話を伺いました。 元岡さんは、その経営者にいろいろなヒントを話してくださいました。 実は、元岡さんは私にもこれからこの仕事をやっていく上でのヒントをたくさん授かってくださいました。その中で私に光を与えたのが次の言葉です。 「コンサルタントという仕事だから、お客さまの店を潰さないようにいろいろなことを考えるだろう。 でも、それは○○さんのためにならないんだ。 会社が潰れたとしたら、それはその人の運命だからね。 あなたがちょっと何かをやって仮に売上げを上げたとしてもいつかは潰れるんだよ。 それがその人の運命なんだ。 だから、あなたは潰れることを恐れずに○○さんのやりたいことができるように一生懸命手伝ってあげなさい」 この言葉を聞いて、 「私はこれまで、私の損得とクライアントの損得のためにコンサルティングをしていた。 それではいけない。 その人、クライアントが『大久保さんと知り合えて良かった』と思える仕事をしないといけない」と、強く思うようになったのです。 「善の循環経営(商業界)」より 本日のおすすめ 善の循環経営【電子書籍】[ 大久保一彦 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.08.23 09:34:24
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