カテゴリ:経営者のための連続コラム
雨水の連続講座「伸びしろ」を伸ばす店舗経営のためのチームビルディング
1-1 チームビルディングとは 標題に、「チームビルディング」という言葉を使いましたが、「チームビルディング」というのは、個々の集まりを一つの目標に向かっていく体制を作っていくことです。 例えば、近代のスポーツでも、個々の能力が高くてもチームをうまく作っていかなければ勝てませんね。 テニスのような個人種目ならば別ですが、サッカーやバレーボールなど、チームをうまくまとめて、それぞれの能力を引き出して、そして、相手にない強みを作って戦っていかないと、勝てません。これと同じように、ビジネスもチーム作りが大切になのです。 特に飲食店は、料理を作る人、サービスをする人が、一人のお客様に連携をとってサービスできなければ、お客様が食事を終えたときに、「料理はおいしかったけれど、サービスはイマイチだったな」とか「サービスは良かったけれど、料理はイマイチだったな」とか、何らかのモヤモヤ感を持つことでしょう。 お客様に喜んでいただき店舗を良くしていこうと考えたら、店舗というチームを作っていかなければならないのです。 さて、チームを作るというのは、それなりのノウハウが必要なのですが、店舗を任される人のほとんどは、そんなノウハウを持ちあわせておりませんし、教育を受けたこともありません。そのため指示やミーティングを活用して、「じゃあ、これをやろう」とルールを決めて、決められたことを守ってもらうパターンになることが多いかと思います。 たしかに、決めたことを守ってもらうという方法は運営を維持するにはいい方法です。 しかし、このやり方だと、「考える・検証する・判断する」という重要なプロセスを省くために、あまり、人の成長を促さないというデメリットが出ます。 したがって、このような現場を見ると、何か、うまく回っていないような印象をよく受けるものです。 これから、「共有する未来」があるという前提のもと、自分たちが目指す方向に向けて、自分なりに考えて、そして、現場、現場で盛り上がって行くような組織をどうしたら作ることができるかを掘り下げます。 店長が、チーム全員をまとめて、自分たちで走って行く――そういう組織集団に変える環境づくりを見てみましょう。 これができないと、店舗展開ができませんし、そのお店の未来永劫の発展も難しいでしょう。 今回のコラムではチームビルディングを通じて、今いる人の“伸びしろ”を自動的に伸ばす組織をどう作るかを掘り下げます。 ~『四方よし通信』2014年10月号より 本日のおすすめ ![]() ティール組織 マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現 [ フレデリック・ラルー ] ![]() [書籍のメール便同梱は2冊まで]/〈イラスト解説〉ティール組織 新しい働き方のスタイル / 原タイトル:Reinventing Organizations[本/雑誌] / フレデリック・ラルー/著 エティエンヌ・アペール/イラスト 中埜博/訳 遠藤政樹/訳 羽生田栄一/監訳 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2023.02.24 16:49:51
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