カテゴリ:経営者のための連続コラム
ターゲッティング
ターゲッティングという切り口で『四方よし通信』で講義をしようと思っています。 なので、新規にコラムを書いてみようと思っています。 まず、さわりの部分を書いてみました。 ターゲティング 商売においてターゲット設定ほど重要なことはない。 あなたの商売やり方次第では、あなたの商売の良さが伝わる人とそうでない人がいるからだ。 だから、その相手にする人によってアプローチを変えないといけない。 人が感じる良さは、体内をかけめぐる電気信号か知の積み重ねのふたつである。 と言っても長年生きてきた結果の習慣なので、多くの人は意識しているわけでないが、あなたの店に来るお客様が上記のどちらに重きをおいて生活しているかで店の評価が変わる。 良いものを売りたいと思って店を始める人は多い。でも、多くは失敗する。なぜならば、良いもの売りたいと思った段階で知を積み重ねているからである。知を実現するには更に知を積み重ねて、それを実現する技術を積み重ねてしまっている。 だから、限られた人でなく、より多くの人に売りたいなら、おいしすぎる料理は必要がない。 「グルタミン酸」という“らしい名称”の、化学調味料を入れて舌感塩度を下げ、大量の塩化ナトリウムを客人の体に流し込み、瞬間最大の電気信号を脊髄に流せば良い。さらに、表面にテクスチャをだし、内側を柔らかくして、勢いよく胃をパンパンにすれば、その客人はあなたの店の虜になるだろう。 私は弟子のタルイくんと事務所があった駅の近くにある行列のできるつけ麺屋でこの電気信号のすごさを知った。その店の行列に並び、カウンターに案内されタルイくんは言った「先生!あのスープに入れている山盛りのレンゲの白い粉は塩じゃないですよね」 確かに、山盛り大さじ2杯入れていた。 でも、勉強を重ねて、知を重ねたあなたは、道徳心からからその低俗な手法を否定するだろう。 あなたは知りすぎた人であり、もはや、陰謀論者になっているのだ。 大久保一彦の本 ![]() 【中古】 誰も言わなかった!飲食店成功の秘密/大久保一彦(著者) 【中古】afb お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2023.03.22 10:13:47
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