カテゴリ:鮨行天
鮨行天 @福岡市中央区 ~ 白露の132.8kgの塩釜の延縄の鮪
1月下旬に心不全になり、いつまでその余波が続くかわかりませんでしたので、半年ぶりの訪問となりました。まだ、先日主治医に心臓の回復は80%ということで、食べることで成り立つ仕事の私ですから、無理せずやっていこうと思います。 昨年の白露の勉強録には 南から台風が左右に通過して、もうひとつ北上しています。 と書いてあります。 今年は良いタイミングで訪問できました。 まずは、高知の茗荷をあしらった福井県の岩もずくからスタートです。 ザクザクシャキャキャというテクスチャと心地よい酸から始まります。 茶豆、ガリと並びます。 さあ、続いては、132.8kgの塩釜の延縄の鮪です。 カウンターの内側でシャリを切り、心地よい酢の香りが漂います。 以前はつまみを出していましたが、一年ほど前から、いろいろ食べてからのながれだと鮪の繊細なおいしさを味わえるよう、雑味を感じないようにとこのタイミングになりました。 この季節としては、見事なハラカミの塊が置かれました。 少し遠いので写真はやめておきます。 まずは、蛇腹の大トロ おお、シャリがさらにバージョンアップしています。 ぎりぎりのやわらかでも崩れず、咀嚼のたびに龍の瞳の大きな米粒も、鮪とともに気づくと消えいます。となり鮨好きの元会員のお父さんもこのシャリは凄いと言っています。 鮪の綺麗な脂ととともに爽やかな酸が広がります。 夏の鮪のすばらしさですね。私は立夏から白露くらいの鮪が好きです。 続いて、中トロ 勢いを感じる一貫です。 最後に鉄の余韻がきます。 目の前にはふわふわな小鰭が並びます。失礼、一枚漬けの新子です。 塩がややきいていて、皮目が柔らかくふわっとしてます。 まさに流れを切り返す新子です。 春子 最高の脱水状態でふわふわです。 前回、天ぷら屋の大将がびっくりしていましたね。 根室の鰯。 一見脂が凄うそうだが、シャリとバランスが良い 脂の質が良いからこのうまさになる 新子、春子、鰯という流れが良いですね。 漬けにした赤身。 酸がとてもすばらしいです。 ここで第一幕は閉じます。 幕があくと、つくね芋のご飯が供せられます。 天草苓北の雲丹で二幕はいきなりボルテージがあがります。 甘くて余韻がある天草苓北の雲丹。シャリがしまって感じます。 九州の良い雲丹の特長は余韻。 かつて、鹿児島の野村の大将が、余韻があるうちはぎりぎりまでお酒は飲まないでねと言ったあの顔がよぎります。 新烏賊 見た目だけで食感がわかります。 こりっこりっとした新烏賊の醍醐味を味わえます。 新烏賊の下足 ツメでで。 下足の食感とツメがいい。ツメうめーで満足度満点。 真魚鰹の味噌漬け 鰆の蒸し寿司 ほぐしていただきます。 車海老 のどぐろ 皮目を炙らず提供。 口溶けの良い脂です。 新いくら丼 赤だし 煮穴子 ゼラチン質の多い対馬の穴子。 ツメが相変わらずすばらしいです。 ふわ、とろ、つめ、うめー。 10枚で420gの海苔でねぎとろ 打った薬味がすばらしい。 帆立の玉子焼き 鮨行天 〒810-0014 福岡県福岡市中央区平尾1丁目2−12 電話 092-521-2200 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.09.14 19:03:53
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