カテゴリ:経営者のための連続コラム
GW連続講座 価値観経営を成功させるための価格の決め方 その8
~会報四方よし通信2013年7月号より 2-1-3 目標利益法 利益率の目標を設定して、その利益率に合うように価格を設定する方法で、マーケットリターン法とも呼ばれます。 投資収益率(ROI=Return on investment)を重視する場合に活用したい価格設定方法です。 価格算出方法は下記の通りです。 目標利益率価格=単位当たりコスト+(期待収益率×投下資本)/販売数量 では目標利益法は実際に事例を見ながら説明しよう。 例えば、手打ちのうどん店が麺のテイクアウトをするために大和製麺所の“若大将”に250万円の設備投資を行う場合としよう。 1食当たり60円のコスト(変動費)でうどんを製造できるとし、この製麺機では一日に1000食の製造が可能で、販売見込みも一日の50食(年17,800食)あるとします。 さて、この設備投資に対して20%の投資収益率(ROI)が求められているとする(期待収益率=20%)と、このうどんの販売価格は幾らと設定すれば良いでしょうか。 250万円に対して20%の収益ですから、50万円の利益が必要となります。1食当たりでは、(500,000円÷17,800食)で28円です。したがって、価格は60円+28円=88円となります。 大久保一彦の本 【中古】この「気づき」で売上げがガンガン上がった! (知的生きかた文庫) 大久保 一彦「1000円ポッキリ」「送料無料」「買い回り」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2024.05.13 11:04:16
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