先日の夜、妻の朗読の公演を聞きに行ってきました。
『心中未遂』・平岩弓枝でした。
平岩の作品は、どれをとってもコトバが選ばれて,スジも自然に流れますね。
(でも、台本を見ると、妻は、無駄な所をかなりカットして、記述を修正していました。)
終了後、食事をしながら、感想を聞かれたのですが、
気になったところは、触れないで、良かったところの表現よみだけ言っておきました。
どうして、修正点の指摘をしないのか。
自分の体験から、読後は、かなり疲労し、他の意見を
聞く余裕が無いからです。
その冷静さを僕には、保てないからです。
それから、何日かして、
「出だしから暫く、『間』が良くなくて、だらだらしていたわ。
作品の世界に自分が入りきれなかったの。
その後は、良くなっていったけど。」
と、自分で、反省していました。
実は、僕も、その事は、感じていたのです。
本人が、知る事が大事だと思って、言わなかったのです。
この公演までは、先ず、主語(主部)と述語(述部)を明確にして、
言葉を吟味して、読解を丁寧にし、
音声化しながら、更に、読解を深めて行き、音声化の繰り返しをしています。
40分前後の作品です。
隣の部屋で練習を1ヶ月以上しまていますから、
僕にも聞こえて僕が、暗記で言えるようになってしまいます。
それでも、こういうことが起こるのですね。
とにかく、読み深めることが大切なのですね。
このことは、国語科を学ぼうとする者にとっても
言えますね。
詳しく読み深める事が大切なのですね。
ただ、声に出して、読めばいいのではないのですね。
では、この事が、今、学校ではどのようになっているでしょうか。
多くの先生方が意見をお出しになっていますように、
この事が、だんだん、軽く扱われるようになっているのです。
読解では、分からない言葉は、
辞書を引き、
文脈の中で、
辞書の中のどの使い方を選定したらよいか
この作業が欠かせませんね。
ところが、それをする時間の確保が十分、
できていないのです。
そのことを下記の僕のブログで、書いています。
http://plaza.rakuten.co.jp/zyx1830/diary/200602030000/
『いったいどういう人が教科書を作っているのでしょう。あまりにテキトーすぎますね。』
http://plaza.rakuten.co.jp/zyx1830/diary/200602040001/
『いったいどういう人が教科書を作っているのでしょう。あまりにテキトーすぎますね。』 |
実際の教科書・指導書は、このようなものが多いのですから、
このようなことを承知した上で、
指導の計画を考えて授業をしていくこと、
それが大切ではないでしょうか。
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下記の本、研究会の出版物です。
この中の『川とノリオ』この子どもの読解は、
教師でも、ここまで読めないというところまで、
読み取っています。
この子らは、
受験学力にも対応できる力を着けたことは、
言うまでもありません。
下記の本も、僕等の研究会が、まとめたもので、漢字教育のあるべき理論と実践を載せています。
1セット5過程」について触れ、文作りの実践も載せています。
重要漢字を手首化する事が、基礎学力をつけるカナメです。
その重要漢字を選定し・教育論理語も表化しています。
* 1・4年生も,既刊です。