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カテゴリ:文学文の読解
『きつねのおきゃくさま』の原文を全部、載せて、その授業の流れのあらましを書いてきました。新卒4年目で、これだけの授業ができたということに、研究会に参加した先輩の先生方から、驚きと喜びの声が上がりました。 「ただ、もうひとつ、突っ込んでほしかったことがある。」 という意見も出されました。そのことをご報告いたします。
よろしくお願いいたします。 人気blogランキングへ 応援の ポチしてくれたらランキング画面がすべて開くまで待ってね!! 突っ込んでほしかったというところは、下記の原文の <そのばん。 きつねは、はずかしそうにわらってしんだ。> の所でした。
ここの子どもの書き出しを分けると、次の2通りがあります。 自分のことについては、書いていませんね。(Aの書きだし)
次はどうでしょう。 今までの心情を書いています。(Bの書出し)
子供の書きだしを分類すると、このように2通りの書き方をしていました。 で、注文というのは、AとBの2通の書き出しをもとに、 子どもたちの話し合いをここで、 十分させるべきだったということでした。 僕も、そう思いました。 そのことをすることで、 <そのばん。 きつねは、はずかしそうにわらってしんだ。> の読解が深まったのだと思います。 いわゆる『読みの共同化』ですね。 ここの読解は、それまでの授業の総合になる重要なところですね。 それは、テーマに迫ることなのですね。 ですから、ここで話し合いをさせることで、子どもたちは、 今までの授業を振り返って、 自分らで総合をしていくことになるのですよね。
でも、とにかく、素晴らしい授業でした。 拍手。
* コメントをお寄せ下さい。直接の返信は、時々しか、していませんが、 ぼくは、勉強させて戴いております。感謝です。 下のマークをクリックして応援して、下さると有り難いです。 人気blogランキングへ (本日・・・4位) 次は、朗読・表現読みの本です。 上記の理論と実践の方法が作品にそって、書いてあります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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こうなると、教える側のキャリアどうこうという問題ではないですね。
いかに教えられる相手の子どもの気持ちに経ってが大事なのかなと思いました。 その授業で大変満足していたのですが、言われてみるとそこまで行われたのならもう1歩(ひとこま)があれば良かったのでしょうね。 でも、とっても素晴らしい先生ですね。 ずっと、長きに亘ってその先生が誰にも邪魔されずにそういう授業をしていくことが出来ることを願っています。 (2009.12.02 08:39:20)
夜の水曜リーグは用事があって投げられないので
ボーリング場に行き、先投げをして来ました。 大分センターに慣れて来たので 3ゲームトータル625点とまあまあのスコア。 ボーリング暦43年、継続は力なりですね。 何時も有難うございます。 本日も心を込めて応援完了です。 (2009.12.02 13:09:43)
どうしてきつねははずかしかったんでしょうね。
私だったらその点を子ども達に聞いてみたいです。 今考えることと、大人になって考えることは、違うような気がしますね。 それでいいんですが。 (2009.12.02 15:47:44)
鬼頭宏著の「人口から読む日本の歴史」まだ読書中ですが、江戸時代の7歳までの子供は”神のうち”と言うのが一般の捉え方であったようです。
子供の死亡率が高かったので幼児を人間として数えない事で亡くなったときの精神的なショックからも守る考え方であったようです。 で、ひよこ、アヒル、うさぎなどの弱者も強者であるキツネや狼に食べられるのが自然のおきてであったのですが、子供たちは言わずともその事を意識しながら読んでいたように感じられます。 だからこそ、ひよこやはずかしそうにわらってしんだキツネに心から共感したのだと思います。 (2009.12.02 16:49:02)
ブログのコメントを書いていても、
相手のことばかりだったり、自分のことばかりだったりします。 バランス感覚というのは難しいですね。 3日凹凸完♪ いつもありがとうございます。 (2009.12.02 20:29:15)
本当にとてもよい授業をしていますね。
また、「読みの共同化」の意見を出した先輩先生もさすがです。 こういう、他の子の意見をみんなで共有するとういうことは、集団指導でしかできないもので、これぞ学校教育の強みだと思います。 (2009.12.02 21:08:15)
Good evening.
今夜の寿司宴会は、明日に延期です。 わずか900mしか滑走できなかったのです。 この写真のコースだけなのです。 それでも神風は超満足でした。 Thanks. (2009.12.02 21:20:55)
こんばんは
4年目だろうがベテランだろうが、いい授業が出来るか否かはキャリアじゃないですね 私が思い返しますと、高校時代の数学の先生は申し訳ないけど最悪でした というのも自分が東大出で教え方が下手だったからです(笑) byマッチャ ☆応援♪ 富士山の写真見てくださって有難うございます (2009.12.02 22:37:30)
師走は忙しく昼休みまでパソコンの前に座れません。
やっとお気に入り登録している方々の ブログにお邪魔出来ました。 雨で静かな木曜日 皆様の健康とご多幸をお祈り致します。 何時も有難うございます。 本日も心を込めて応援完了です。 (2009.12.03 12:47:37)
こんばんは!!
とても教育の難しさを教えられましたね。 家庭で子供を育てる、これも教育。!! 僕はそれが出来ているのか?考えてしまいました。!! 無事申請が受理されましたよ。!!(^o^)丿 書類では、注意一つありませんでした。 なんでも、徹底してやるタイプなんでかなり疲れますが、取りあえず一つ肩の荷が下りました。 今日の応援完了です。!! (2009.12.03 20:38:29)
こんばんは。
*<そのばん。 きつねは、はずかしそうにわらってしんだ。> やはり、小学校低学年の子供たちにとってはこの行を理解するにはいろいろなステップが必要なんでしょうね。 他の人の役に立ててうれしかったという経験は低学年の子供たちにも一つ二つあるでしょうね。 そのような日常のちょっとしたことと結びつけるとわかりやすいのかもしれないですよね。 感謝応援です。 (2009.12.03 22:23:35)
こんばんは
昨日は素晴らしい青空だったのに うって変わって冷たい雨の木曜日になりました 今夜は冷えますねr(^^;)ポリポリ 冬らしくなるのかな byマッチャ ☆応援♪ (2009.12.03 22:42:14)
劇的な最後。
しかも、含みがたくさんあります。 子供に限らず、大人でさえ、この物語の捉え方は千差万別と思われます。 きつねは、正義のためにオオカミと闘ったのか? あるいは、自分の獲物を死守するために本能で闘ったのか? 結果として、小動物を守り、はからずも、神様のようになってしまったのか? 本当に、小動物のために命を投げ出したのか? この題材は、教え甲斐があるというか、子供たちの(人間の)立場や状況、逆転の発想など、あらゆる可能性を話し合えますね。 自由奔放、フレキシブルな教材に出来るよう、まず、教師が、この物語をどのように理解し、どのように用いるのか、そこも大きな問題になりそうです。 面白い、話題でした。 (2009.12.05 22:12:43) |