カテゴリ:世界のベストレストラン&ホテル100
“飲食店の勉強代行業”の大久保一彦はカリフォルニア・クイジーヌの元祖シェ・パニーズでお勉強です。
ヒッピー向けの料理記者をしていたこちらの創業者アリス・ウォータースは工業化する当時のアメリカ食品の連鎖の中で「レストランは生産者に近づくべき」という理念のもとこの店をオープンしました。 戦後の好景気からアメリカではチェーンストアが栄華を極めていました。 しかし、チェーン店の台頭は、食を工業化し、食品を規格化して、コスト競争に陥らせました。 ちょっと大きいだけで規格から外れると、価値が無くなってしまう。 見えない努力が評価されない。そういう状況が農業から見えない努力を奪い、効率追求の場としてしまいました。 「もともとカリフォルニアは良い食材の宝庫であり、レストランは生産者に近づき、お客様に安心して食べられる、体の喜ぶものを提供すべきだ」と唱えたのが、アリス・ウォータースなのであります。 日本もこれから人口激減期に直面して、レストランの役割が大きく変わる時代が来るでしょう。 そういう意味で、会員様に『シェ・パニーズ』を勉強してしていただいております。 ![]() ![]() 前菜はリークとオニオンのタルト 自然な甘みがいっぱいです。 ![]() じゃがいものラビオリに黒トリュフのオイル ![]() メインは鮟鱇の赤ワインソース ![]() 炭火で焼き上げます。 『シェ・パニーズ』では見せられないものは何もないため、キッチンやバックヤードまで案内してくれ、撮影させてくれます。私は、アリス・ウォータースに感銘して、師と仰ぐようになりました。 いつ行ってもいいですね。 Chez Panisse 1517 Shattuck Ave, Berkeley, CA 94709 電話 +1 5105485525 Chez Panisse (フレンチ / イースト・ベイ) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.01.30 10:08:38
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