テーマ:旅先にて(468)
カテゴリ:九州のうまい店
“飲食店の勉強代行業”の大久保一彦は、年一回の会員様セッションのために、台風が近づいている最中、福岡に上陸しました。
福岡空港に着くと、塾生の豊永さん様がお出迎え。ありがたいものです。 ちなみに、豊永さんは今を時めく『とよから亭』を展開する注目の塾生です。 今日は、私にお勉強していただきたい蕎麦店が筑紫野市の田んぼのど真ん中にあるということで、その店に直行します。 空港から30分位走った、道を左に曲がります。 「えへへ・・・こんなところを曲がるのですか・・」 何もない分かれ道を入ります。 もうすぐ実る田んぼ道を進むと、家があるビレッジがあります。 見る限り、農家さんのお屋敷が立ち並んでいます。 そして、ナビは目的を右手に指示し、しばらくして、のぼりが見えます。 そんなに何件も店がないでしょうから、こちらでしょう。 のぼりから入口周りに目を移すと蕎麦屋らしきA看板が置いてあります。 そう、こちらが、先日、京都の南山城村にフランソワが購入した家のような、古民家の蕎麦屋『かぜのたみ』です。 14時前ですが、車はそこそこ入っています。 また、ここで私にどんなメニューか尋ねられました。 「この店構えやロケーションからすると、ざるが1300円~1400円、1500円~1800円くらいのところに落としどころの商品があるって感じじゃないですか・・」 入口を入ると感じの良い、私より少し年上の奥様が、お出迎えです。 店内は、畳の部屋が広がっています。 雰囲気はまさに先日フランソワが買った古民家そのものですね。 テーブルに着くと、メニューが渡され「ざるそば、おろしそば、雉の出汁のそば、・・」と蕎麦のタイプの説明があります。私の予想通り1300円くらいですね。 そして、男性におすすめのセット、女性におすすめのデザートが付いたセットが説明されます。 このようなロケーションに店付けをすれば、一見客が足元にいる見込み客だけです。 そのお客様に高いと思われても良いと覚悟がくくれれば、このような店舗ができます。 逆に、フリー客が多く入る店にはできないことと言えるでしょう。 会員さんが「こちらは、友達が開拓した店で、出し巻玉子がおいしいらしいですよ」と言います。 早速、男性向きのボリュームがあるという1600円くらいのセットと出し巻玉子を注文します。 まず、煮物やポテトサラダなどいろいろなお惣菜がのった前菜プレートからスタートです。 やさしい味で空間とマッチしています。 続いてが、ひとくちサイズのそば雑炊ですね。 ほどなく、出し巻玉子が提供されます。 出し巻玉子としては普通の大きさと言えば、普通の大きさですが、二人でお昼に食べるには、やや多めの量かもしれません。濃い黄色のとてもしっかりした出し巻玉子ですね。 そばが登場です。 十割蕎麦。加水の加減がよく、麺体もきれいです。 本日は茨城のそば粉のようです。 来週から北海道の新蕎麦が登場するようですので、一年で一番悪いコンディションと言えるでしょう。 ということで、香るそばとはいきませんが、悪くはありません。 最後にそばがきが出てきます。 大きなそばがきは、最初は醤油、そしてきな粉で食べます。 きな粉で食べるとおやつのようです。 ざるタレにそば湯を入れると、出汁が香り、なかなかです。 雰囲気も、奥様の接客も良く、いいお勉強ができました。 かぜのたみ 福岡県筑紫野市天山537-1 電話 092-926-5998 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.10.03 21:27:14
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