自分の枠を使い尽くさない ~『菜根譚』
今日は3時半に起きて、ただいま5時30分、羽田空港のラウンジでこのコラムを書いています。 朝早いので、23時に床について眠っていましたら、多分24時ころだったと思います。 いきなり着信があり目が覚め、その着信音がやみません。 こんな時間に大変な知らせだといけないので起きてデスクまで行き、携帯を見ると沼さんでした。 メッセンジャーも立ち上がり、「小松弥助をとって欲しい」と。 この時間に起きると眠れず朝になってしまうこともあるので、さすがに、今日からラインもメッセンジャーもしばらくブロックすることにしました。 沼さん、すいません。 私は、店の予約をするときでも、仕事であったとしても、相当な事情がない限り、相手のことを想像して暇そうな、迷惑のかからなそうな時間に電話をします。 その背景には私が電話があまり得意でないというこはありますが、『菜根譚』の「自分の枠を使い尽くさない」と言う一節に共感して実践していることがあるからだと思います。 時同じくして、とあるお店から報告が入りました。 私が予約を入れたわけではないですし、一緒に酒席を相伴したこともない人ですが、ビジネス上の付き合いでご紹介したかたのことです。 話を聞くと、鮨屋のカウンターで、シャンパンをガバガバ飲んで、下品な話題を大声でしゃべり、他のお客様に迷惑をかけたから帰っていただいたというお詫びの電話だったのです。 若い経営者の方で、商品もすばらしい。 私は営業マンとの仕事上の付き合いであって、酒席をご一緒したことがないことを告げると、大将もいささか驚いてましたが、営業マンは一生懸命やってくれてます。 だから、この話を聞いてがんばっている営業マンは大変だなと思いました。 私はというと『菜根譚』を愛読した影響が多いようで、昔は自分もそうだったのだろうな、と反省しました。 良いお店に出入りするには、もっと学び、徳を積まないといけないと。 そう、思いました。 本日のおすすめはやはり『菜根譚』ですね。 ![]() 菜根譚 [ 洪応明 ] 最後に、ここのところ急な依頼が重なり、バタバタしております。 なるべく対応はいたしますが、会員様以外での、レストランの相談などの電話はお時間いただきますので、ご容赦願います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.03.14 10:24:49
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