カテゴリ:長山一夫器美術館(解説付き)
信楽焼き締め大皿 35×32×2
長年陶芸をやっていると、必ず大物を作って見たくなる時期がある。 この皿は、70×64×2という、物凄く大物の皿で、信楽のトップ作家である古谷道生さんの土を特別に分けて頂いての作陶となった。 大量の土を練って練って練りまくった。 叩いて叩いて、たたきだした。 厚さ5センチ位の80×70位の大きさに叩き出した。 そして今度は削り出しだ。 表裏を削って削って削りまくりだ。 そうして出来た皿が、乾燥の最中に真っ二つにヒビが入った。 窯焚きの日時ぎりぎりに、しょうがないと、真っ二つに切り離した。 それでもまだ、二枚となった大皿の焼成となった。 結果的には、このサイズが、重量ともに、使用する皿としての適性ギリギリのものとなった。 見事な灰被りと、窯変の面白さを併せ持つ、重厚な大皿となった。 カメラマン: 与田弘志さん 長山一夫器美術館リンク: https://www.daisan-harumi.tokyo/gyarally.html お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.12.28 21:25:30
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