カテゴリ:経営者のための連続コラム
はじめに
「最近、経営がジリ貧状態だ」 「デフレのせいで安くないと買ってくれない」 「お客さんが外に出なくなった」 「予約のお客様が減った」 「いいお客さんが少なくなった」 今、あなたはこんなふうに感じていませんか? この本を手に取るくらいですから、あなたもそう感じているかもしれません。 私自身、全国を講演や勉強会で歩いていて このようなお悩みのご相談を受けることがままあります。 特に、2010年以降、この傾向は顕著になっています。 「いい店だかし、がんばっているからなんとかできないか」 私のところにはいろいろな方から、 こんなふうに売上不振でお悩みの店舗のかたのご紹介をいただきます。 やはり、2010年になって顕著に増えています。 しかし、紹介していただいたお店に行ってみますと、 売上不振などでお悩みというのに一見するとそんなに悪い店じゃないことが多いということをいつも思います。 だからこそ、「大久保さんならなんとかしてくれるだとう」と 私に紹介していただいているのだと思うのですが、 さすがに私でも、日増しに再生は難しくなっているように感じています。 私が処女作をリリースしたのが2002年。 あの「行列ができるダントツ飲食店」シリーズを日本実業出版社から出し始めたのが2004年。 それから、次々とお店のサポートをして参りました。 しかし、2005年くらいから、お店の建て直しの難易度が高くなり、 時間もかかるようになったように思います。 そんなこともあって、私はなぜ繁盛するのかを研究するようになりました。 2005年くらいから私の身の回りの繁盛店のオーナーや ご縁をいただいた繁盛店のオーナーをインタビューして回りっているのはそのためです。 実際、不振店が多い時代ではありますが、 お客様に愛されている店は全国どこにでもあります。 二極化とはよく言いますが、商売の状況は極端に差が広がっているように思えます。 私は取材をするに従い、繁盛店と不振店とどこが違うのかを考えるようになりました。この違いにこそ、商売のヒントがあるのではないかと思ったわけです。 そして、ある程度、その本質的な違いがわかるようになりました。 その本質的な違いで結論に至ったのが本連載で論じる お客様の心の部分の感じさせ方です。 お客様の心の部分というとわかりにくいので、 わかりやすく言うと“感動”させるポイントということになるのですが、 業績不振の求める感動と繁盛店の求める感動の質に違いがあることに気づいたのです。 この求める感動の違いに気づき、日々の営業に反映されたときに、店は変わります。 この変化にお客様が気づくと、お客様が増えはじめ、業績は上向きになります。 そして、いずれ確かな手ごたえを感じるようになるのです。 本連載では、繁盛店の求める感動をわかりや解説しました。 実践いただければ、次のようなかたにとても効果があるでしょう。 「お客様といい関係になり、ずっとおつきあいしたい」 「働くスタッフがずっとあなたの店にいたいと思ってもらいたい」 「愛される店になりたい」 「尊敬される店になりたい」 「短期的な利益より、長期的にやっていけるほどほどの利益をあげたい」 もし、上記のいずれかにあてはまるようでしたら、 ぜひ、本連載書をお読みください。 上記のようなことは決して難しくなく、考え方や行動をあなたが変えれば、誰にでも可能なことなのです。 それでは次回。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.07.16 14:11:24
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