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“飲食店の勉強代行業”大久保一彦の勉強録

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2010.07.16
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 よく感動という言葉を使いますが、
実は感動には二種類のタイプがあることをあなたはわかりますか?
 意外とこのふたつがごっちゃになっているように思いますので、
私の経営メソッドを理解するうえで、
この違いを頭に入れおく必要があります。

 まず、ひとつ目の感動は真新しいものやサービスなどに出会ったときの感動です。
 「衝撃的だ!」
若いころにこんなことを思った経験は誰でもあると思います。
 奇跡の逆転などオリンピックや甲子園などのスポーツの感動は衝撃的です。
スポーツでなくても、今まで見たこともない想像を絶する凄いもの美しいものを見たときにこの衝撃を感じます。
 私もナイアガラの滝を初めて見たときにとても衝撃を受けました。
数キロ手前から飛沫が上がっているくらい凄い水量と、
ものすごい音にはっきり言って驚きました。
ナイアガラの滝に限らず、自然の驚異っていうやつを一度は見たことが
あるんじゃないでそうか。

 「衝撃的だ」という言葉が象徴的なので、大きな感動と私は呼んでいます。

 この大きな感動を感じるかどうかは、人生経験が豊富かどうかに依存します。
したがって、人生経験が少ない若い頃には衝撃を受けやすく
大きな感動をうることができるのです。
 この衝撃は刺激という言葉で置き換えることができます。
「なんか、刺激がねぇー」
と、大学生のアルバイトの子がよく言っていました。
だからこそ、都会に刺激を求めてやってくるわけです。

 話は戻りまして、人は成長に伴い、新しいものに出会い、
衝撃的であれば大きな感動をします。
 高校生、大学生、社会人となるにしたがい、行動範囲も広がり、
新しいものに次々と出会います。
その都度、大きな刺激があれば、感動して興味を示します。

 しかし、そのような強い刺激にもいつかは慣れ、
なんとも思わなくなり興味は次の対象に移ることになります。

 「人間40にして惑わず、50にして天命を知る」と孔子様は言いました
これは、大きな刺激と関係するのかもしれません。
 確かに、40歳を過ぎると衝撃的な出会いは少なくなるように思います。

 もうひとつのタイプの感動は、
しみじみとあるいはじわじわと心の中から沸き起こるようなものです。
 自分の赤ちゃんが成長するときに、
そのようなしみじみとした感じを受けますね。
幸せを感じるときと言ってもよいと思います。
そんなときにしみじみとし感動があるのです。

 このしみじみとしたものを感じると、
涙が自然に溢れることもあるでしょう。

 しみじみとしたもの、じわじわくるということで、
私は小さな感動と名づけました。

 小さな感動とは、真新しいものではなく、
肉親、師匠と弟子、信頼関係を築いた仲間同士、何気ない身の回りのものや
自然などの日常にあるものベースに感じます。

 小さな感動を得るにはある程度の人間関係や継続的な接触が必要になります。
 人間関係があることや継続的な接触で
見えない部分を感じたりわかったりすることが求められるからです。
 そして、小さな感動を感じるとこの身近なものとの絆をより深いものとするのです。





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Last updated  2010.07.16 20:38:40


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