赤い疑惑 第29話「ありがとうあなた」
忙しすぎ。赤い疑惑 第29話「ありがとうあなた」ダメだろ?この終わり方は。。。幸子と光夫はヨットで沖に出る。幸子は昨日から脳腫瘍の症状が出ていたが、自分の最期を覚悟し、この間に自分と関わった人たちに幸子なりの別れの挨拶をしていたのだ。このままそっと死んでしまいたい。光夫は陸に戻って入院するよう説得するが、幸子にはもうこれ以上治療を続けてもどうにもならないことを悟っていた。それよりも光夫と一緒にいる時間を望んだ。そして二人は遂に接吻!百恵と友和、ではなく幸子と光夫。二人がなかなか戻ってこないのを心配する茂。ようやく戻ってきた時には既に幸子は意識を失っていた。東都大学へ緊急搬送。相良教授もパニック状態。最終回だというのに相良教授、チョロっとしか出て来ません。敏江、理恵、おじいちゃんも病院に駆けつけ手術は行われる。しかし、あらゆる手を打ったが幸子は亡くなってしまう。数日後、光夫は幸子を迎えに来る。今日は新年度初めての茂の講義である。幸子が生きていれば受講するはずだった。茂と光夫は幸子のカバンを持って学校へ。幸子が座る予定の机に幸子のカバンが置かれる。茂は新入生に自分の娘が白血病でなくなったこと、今日受講するはずだったこと、患者を治せない医者は無力であること、などを話す。そして白血病治療だけでなく、ガン治療の研究にぜひ力を貸してほしいと訴える。感動した学生たちから拍手が沸き起こる。その後、理恵はパリに戻ることになる。そして光夫も白血病治療の研究をするためアメリカに旅立つ。見送る茂。夕焼け空に浮かび上がるテロップ。「大島幸子 東都大学医学部一年 彼女は十八歳の人生を 美しくも 勇敢に生きた」。完。これ白血病とかガンが問題ではなくて、事の発端は大学構内で発生した放射線漏れ事故だろ?そっち追求しなくていいのかよって思う。ハッキリ言って幸子、犬死ですよ。物語の基本設定が破たんしたまま終わっている。茂がただのバカにしか見えない。なんともいえない違和感を覚えながら最後まで違和感が残った。大映テレビが制作するテレビドラマって性善説に基づいているので根っからの悪人は出てこない。それはそれでいいんですが、最終回に相良夫人が欠席ってどうなの?なんだかなあ。お・わ・り