マイティジャック 第11話「燃える黄金」
やっと一週間が終わった。明日から二日休みなのでゆっくりしよう。どういわけか今週はやたらとしんどかった。風邪でもないし。でも風邪のような寒気やダルさ。疲れているということなんだと思いますが。最近ホントに心労がひどいよな。マイティジャック 第11話「燃える黄金」世界経済の混乱を目的に「Q」が金塊を強奪。それを阻止しようとするマイティジャック。こう書くとカッコイイ感じがするが、実際に作品を観ると。。。粗探ししているわけではないが、気になって仕方がない。それも「スペクトルマン」みたいな豪快な粗であれば清々しかったりするが、特撮の技術がスゴすぎるだけに残尿感のような後味の悪さが付きまとう。たとえば小型偵察機に乗った玉木隊員と富井隊員が「Q」の攻撃を受けて殉職してしまうが、富井隊員がいつもの役者さんではなかったりする。なぜ?今にも墜落寸前で玉木隊員が必死に操縦しているにもかかわらず、後部座席の富井隊員は無言。不動。カメラも顔が映らないよう後ろから撮影したり。おかげで緊迫感台無し。そしてヤクザ顔の睦五郎と真理アンヌが新しい隊員として参加することになるが、あと2回で打ち切りなのにこの展開は何?契約上の問題なのか、イタチの最後っ屁か。のんびりしたテンポなのでとにかく盛り上がらない。そして取って付けたようなマイティ号の活躍。「マイティジャック」はスパイアクションが基本なので、巨大戦艦が登場しなくてもドラマとしては成立する。しかし、特撮物なのでメカを登場させないわけには行かない。結果的にドラマパートと特撮パートの乖離が発生してしまう。この構図は「ウルトラマン」と同じではないか。もちろんその程度のことであれば問題視すべきではないが、「マイティジャック」最大の問題点は特撮を知らない本編の監督と、円谷英二直系の弟子による特撮スタッフ、それぞれが噛み合っていないことにある。今回は特にそのことが顕著だった(長くなるので例は挙げないが)。前回の「爆破指令」は奇跡的に面白かったのになあ。玉木隊員をめぐって殴り合うほど激しく対立する当隊長と天田副長のやり取りだけはよかった。この二大トップの設定は面白い。カリスマ性の当隊長と、リーダーシップの天田副長。うーん、つくづくもったいない。ということであと2話残っているが「マイティジャック」のレビューは本日でおしまい。