ウルトラマンレオ 第51話「さようならレオ!太陽への出発」
聖火ランナーの代走、絶賛受付中。ウルトラマンレオ 第51話「さようならレオ!太陽への出発」咲子はいずみとあゆみを連れて亡き夫の墓参りに出かける。一方、ゲンと留守番をしていたトオルはカオルと百子のことを思い出していた。その時、東京に局地的な地震が発生。ラジオでニュースを聞いているゲンにトオルは海へ連れて行ってほしいとねだる。百子はトオルとカオルをよく海に連れて行ってくれた。百子は伊豆から故郷の黒潮島が見えると話していた。トオルは百子に黒潮島を見せてあげたかった。二人は車で伊豆を目指すが、またしても地震が発生。地中から最強の円盤生物ブラックエンドが出現し、レオを呼び続ける。トオルはレオが現れると信じて避難しようとしない。ゲンはレオに変身するのを止め、トオルを連れて引き返す。「お前はお父さんが殺された時、カオルちゃん、百子さんや猛が死んだ時、仇を取るって言ったじゃないか!」「言ったけどとても敵わないよ」「あの時怪獣を憎んで悔しがって流した涙を忘れてしまったのか?」。トオルは何も答えられない。レオが現れないためブラック指令とブラックエンドもいったん引き上げる。その夜、美山家でまたしてもディスカッション。トオルはレオが現れなかったことをずるいと言う。いずみはゲンとトオルが事件に巻き込まれたことで「やっぱり円盤生物はレオを狙ってこの地球にやってくるんだわ」と確信。そんなことを聞いたらレオは怒るとあゆみは反発。咲子は「きっと怒るより悲しがるわね。みんな勝手なことばっかり言ってるんだから」と話す。ゲンはいずみが言うようにレオが地球にいない方がいいのかもしれないと思うようになる。その夜、ゲンの夢にウルトラセブンが現れる。「お前にとって最も大切な時がきた。お前が愛する人間たちの中で生きていけるかどうか決める時がきたのだ。今沈んでいく夕日が私だ。そして明日昇る朝日はお前だ。ブラック指令と最後の円盤生物ブラックエンドがこの地球にやって来ている。愛する地球を守るためお前は戦い、勝たなければならない。だがお前自身が宇宙人であることを人間たちに知らせてしまうことになる。お前自身が本当に試される時が来たのだ」。セブンは夕日に向かって飛び去る。翌日ゲンは百子とカオルの写真を見ながら決心する。これ以上愛する人たちを傷つけてはいけない。ゲンはランニング中に弱音を吐くトオルに「これからお前は一人で海へ行くんだ」と言いつける。まだ朝食も採っていない。しかし「お腹のすいた時の辛さや自分の足で歩いて知らないところへ行くことがどんなに大変なことか、自分で確かめるんだ。今の俺の気持ちはお前のお父さんと同じなんだ」。トオルはゲンの真意を理解する。そこにブラックエンドが現れ、ゲンとトオルを狙う。爆発に巻き込まれながらも逃げ続ける二人。ゲンはトオルを褒めると「よく聞け。俺は…本当は…ウルトラマンレオなんだ」と正体を明かす。ゲンを見つめるトオルが良い表情をしてます。「いいかトオル!よく見てろ!」ゲンはトオルの目の前でレオに変身する。苦戦するブラックエンドを見てブラック指令はトオルを人質にとる。たちまち形勢不利。遠のくレオの意識の中にかつての戦いの日々がよぎる。そしてセブンが励ます。「レオ!今こそお前の力を発揮する時だ!」(セブン最後のパワハラ)。絶体絶命のレオとトオル。そこにあゆみがスタッフの子どもたち(※子役を呼ぶ予算はもうありません)を連れてブラック指令を襲撃。トオルはブラック指令から水晶玉を奪い取るとレオに与える。水晶玉はブラック指令の命だ。レオはブラックエンドに水晶玉を投げつけて倒し、ブラック指令も溶けてしまう。そこへブラックスターが飛来するがレオの光線技で破壊される。「レオはうれしかった。トオルやトオルの友達がこんなに勇気があり、こんなに素晴らしい力を持っていてくれたことを。これで心置きなくレオの任務から離れることができる」(ナレーション・瑳川哲朗)。ゲンは旅に出る。引き止める美山ファミリーに「やっと今この地球が僕の故郷になったんです。だから青い空と青い海のある故郷をこの目で見て、この手で確かめてみたいんです」と話す。トオルは姿が見えなくなったゲンの後を追って走り続ける。気がつくと海。ゲンを乗せたヨットが水平線に向かって進んでいく。「おおとりさーん必ず帰って来てねー!」「さようならー!」。トオルは涙を流しながら笑顔でゲンに手を振り続ける。お・わ・り何度観ても泣けます。当時そんな感動をよそに来週からどんなウルトラマンが始まるんだろうとどきどきしていると子門真人のシャウトと共に『勇者ライディーン』の予告編が流れてがっくりしました。そして四年後。トオルとあゆみは桜中学に進学するのでした。担任はあの人。涙乾いた。