必殺橋掛人 第13話「子連れ刺客の魔剣を探ります」
マダム・ヤンよ永遠に(ハウス食品)。必殺橋掛人 第13話「子連れ刺客の魔剣を探ります」最後の仕事は江戸城。地図を焙ると家紋が浮かび上がる。将軍の御落胤・光千代を与えられていた高澤藩の家紋だ。頼み料は高澤藩の藩札で占めて千両、一人当たり二百両。春光尼は寺の境内で一之助少年を見かける。一之助は父親の帰りを待っていると話す。一之助の父・日下部伊織(下条さん)は高澤藩の侍三人を一瞬にして斬り倒していた。殺伐とした光景を目の当たりにする春光尼と柳次。伊織は高澤藩の若君を殺害したことで追われていた。翌朝、柳次とお咲は家事を一切しようとしないお藤に呆れ返る。挙句に若い男とよりを戻して出て行ってしまう。お咲は慣れていると言いながらもぽろぽろ涙を流す。「お紺さんどうしてるかなー。お咲、お紺さんのほうがいい」。そんなこんなで柳次親子と伊織親子は偶然食堂で相席になる。家族ぐるみでほのぼのトーク。それにしても伊織が何故高澤藩の若君を斬ったのか?新吉の仮説では高澤藩に将軍の御落胤を藩主に祭り上げて藩を思い通りにしようとしている奴がいるはず。そのことを知った高澤藩の誰かが橋掛けを依頼した。殺しの的は江戸城にいるかもしれない。新吉は柳次に「その目で確かめろ」とダメ出しされ「そんなんばっかしじゃねえか!」とブチ切れ。柳次も大奥の潜入を思いつき、いつもの番頭に相談するが「あきまへん」。下手をすると生きて帰れないかもしれない。それより「宿下がりの奥女中を狙いなはれ。そのほうが商いになりまっせ」。つうことで最速で奥女中のナンパに成功、出会い茶屋でひーひー言わせながら側用人・田所外記(村野様)と大奥中臈・お国(速水典子!)の存在を聞き出す。この時の柳次が極悪フェイス。新吉の仮説は的中、田所とお国は自分の息のかかった藩を増やそうと企て、伊織に藩の世継ぎを始末させていた。伊織は柳次の正体に気づいていた。「ただの担ぎ商人とは違うと思った。こびりついた血は落ちぬものだ。お主が何者かぐらいわかる」。お咲のことを聞かれた柳次は一之助を江戸城に連れて行くのかと聞き返すが、伊織のほうが遥かに腹が座っている。その頃、高澤藩は田所に将軍家の御落胤を押し付けられたことでぶっちゃけ困っていた。そのことを聞きつけた田所は高澤藩の江戸家老・加納にクレーム&パワハラ攻撃開始、切腹に見せかけてぶっ殺す。多助に仕事を依頼したのは加納だった。一方、伊織は田所に暇を願い出ていた。自分の役目は終わった。頼み人と殺す相手が分かったことで春光尼は多助が遺した地図を燃やし、柳次たちは頼み料の藩札を受け取る。つうことで新吉がお国を仕留め、おくらは瓦をぶん投げて田所の部下の喉をぶった斬り。柳次が田所を絞め殺し、屋敷を出ると伊織が待ち伏せしていた。「悪人といえども恩人だ。知らん顔していけば悔いが残る・・・ひとつ頼みがある。死んだ時には子どものことを頼む」「俺もだ。娘を頼む」。斬りかかって来る伊織を柳次は一瞬にして倒す。翌朝、柳次は一之助を連れて帰るとお紺が戻っていた。お咲はお紺が帰って来てくれたことと一之助という弟が出来たことに大喜び。そこへお藤がまたまた戻ってくる。「よーしお父さんこうなったらまとめて面倒見ちゃう。実は大きな商いでまとまった金が入ったんだ。だから皆で温泉に行ってパーッとやろ!」柳次ファミリーイエーイ。おくら・松夫婦も高澤藩の藩札を元手にたどん屋へ商売替え&マイホームまで購入。しかし松が家の残金を払いに行く途中、高澤藩の藩札でめんこ遊びしている子どもたちを目撃。「何してんの!こんな大事なもので!」「知らないの?こいつを出してた高澤藩、御家断絶になったからただの紙ッぺらとおんなじなんだってよ」。おくら・松夫婦ショック。でもほのぼの。斉藤清六のキモい芝居に萬田久子困惑気味。そして柳次ファミリーもしょんぼり。でもほのぼの。「一家団欒秋日和。平和が一番!」。お・わ・り