ウルトラマン 第39話「さらばウルトラマン」
外部査読の結果が返ってきた。「軽微な修正でよい」とのこと。よかった。でもめんどくせーなー。あ、英語もしなければ。。。ウルトラマン 第39話「さらばウルトラマン」円谷プロのこだわり制作スタイルが原因でスケジュールが押して押して押しまくり。ついに当日の放送に間に合わない緊急事態を迎えてしまう。そのため人気爆発&高視聴率にもかかわらず「打ち切り」が決定。そんな衝撃的な事情で「ウルトラマン」って終わったらしい。息切れするどころかドラマも特撮もどんどん質が高くなっているのに。スタッフの平均年齢約20代というヤングパワーが発するボルテージの高さを反映してか、ものすごいテンションで最終回は幕を開ける。初めて観たとき子どもながらに「これって30分でまとまるのか?」と思ったぐらい。地球に向かって円盤の大群が飛来。あと40分で大気圏に突入するという。円盤が初めて目撃されたのは1930年代。それから約40年。岩本博士曰く、宇宙人はその間地球侵略のチャンスを狙っていたのだ。さらに科特隊パリ本部からの情報によると宇宙人の目的は科特隊日本支部とウルトラマンを撃滅することと判明。キャップは航空自衛隊に先制攻撃を要請するがあえなく全滅。アキコを残し全員ジェットビートル3機で出撃、円盤群をほぼ撃墜することに成功するが一機だけ取り逃がしてしまう。その頃岩本博士は何者かに襲われてしまう。コントロールされた岩本博士はアキコを襲うと科特隊本部を破壊、壊滅状態に追いやられてしまう。アラシは逃げる岩本博士を追いかけてボコボコに。立ち上がった岩本博士の容貌はゼットン星人(ケムール人そっくり)だった。ハヤタはマルス133でゼットン星人を撃つ。「ゼットン・・・ゼットン・・・」と断末魔の叫び声をあげながらゼットン星人(ケムール人そっくり)は絶命。その声に応えるかのように円盤から青い球体が膨れ上がる。球体が爆発すると宇宙恐竜ゼットンが姿を現す。ハヤタはウルトラマンに変身。光線技の応酬。ゼットンはウルトラマンの攻撃を次々に跳ね除ける。そしてゼットンの光線によってカラータイマーを破壊されたウルトラマンはその場に倒れ、ついに最後を迎えてしまう。しかし岩本博士の新兵器によってゼットンは大爆発。科特隊だけで初めて勝利をつかむ。そのときもう一人のウルトラマンが飛来。宇宙警備隊員ゾフィだ。ゾフィはウルトラマンに光の国への帰還を命じる。さらに「地球の平和は人間の手でつかみ取ることに価値がある」と諭す(実に重たいセリフ)。しかしウルトラマンは自分のミスで命を落としたハヤタへの償いの気持ちからそれを拒否する。さらに2万年も生きてきた自分よりハヤタに命を与えてほしいと言う。ゾフィは二つの「命」を持ってきた。そのうちの一つをハヤタに与えることを提案する。ウルトラマンとハヤタは分離され、赤い球体となったウルトラマンはゾフィと共に光の国へ帰還していく。ぼんやりとその光景を眺めるハヤタ。「キャップ!あれですよ!僕が竜ヶ森で見たのは!・・・あれから僕はどうしていたんだろう?」。ハヤタにはこの間の記憶がない。最後まで空気のような主役だった。一方、視聴者を代表するかのように感謝と万感の思いを込めてウルトラマンを見送る科特隊メンバーたち。ありがとうウルトラマン。さようならウルトラマン。こうして円谷プロは「ウルトラマン」の呪縛に取りつかれ続けることになる。お・わ・り