ウルトラマンA 第52話「明日のエースは君だ!」
NHKで「となりのシムラ」観てるがリアルすぎて面白くない。これは引くなあ。。。ウルトラマンA 第52話「明日のエースは君だ!」市川森一30歳、渾身の最終回。帰ってきたウルトラマン第31話「悪魔と天使の間に・・・・」をさらに発展させたお話。というよりほぼリライト。正体不明の円盤同士が攻撃し合い一機が撃墜。撃墜された円盤にはサイモン星人の子どもが乗っていたがウルトラマンのお面を被ったクソガキ共にいじめられていた。TACの連中に咎められるがクソガキ共は「宇宙人なので死刑にするのか?」などと思慮の足りないバカ質問をする。イラッとする北斗。宇宙人は皆死刑にしていいと思っているのか?そのお面は何だ?「僕たちウルトラ兄弟でーす」。ウルトラ兄弟は弱い者いじめはしない。何もしない宇宙人の子どもを訳もなくいじめたりはしない。ウルトラ兄弟は弱い者の味方なんだ。クソガキ共反省。サイモン星人の子どもはTAC基地で保護されることになる。その時、上空にAに倒された超獣たちとヤプールの亡霊が現れる。それらがひとつになり最強超獣ジャンボキングが誕生、サイモン星人の子どもを狙う。クソガキ共は北斗とサイモン星人の子どもを秘密基地に案内する。すっかりクソガキどもと仲良しになるが、そこに謎の宇宙人の声が響く。サイモン星人の子どもを引き渡すこと、引き渡しを拒否した場合、街を破壊して皆殺しにすると宣言。クソガキ共はサイモン星人の子どもを守ることを誓い北斗は感激する。ジャンボキングは街を破壊しまくり。TACの攻撃も歯が立たず最後の最後まで墜落しまくり。改めて明日の8時までにサイモン星人の子どもを引き渡すよう要求する。ヤクザは引き渡しを提案するが北斗はクソガキ共の心を踏みにじってしまうことになると反対する。街は立て直すことができるがクソガキ共の気持ちは一度踏みにじられたら簡単には元に戻らない。彼らはウルトラの兄弟のように勇敢で優しい気持ちを持とうとしている。その気持ちだけは大切してやりたい、と。竜隊長は街もクソガキ共の気持ちも破壊してはならないと言う。その夜、北斗は一人夜空を眺める。そこに南夕子の姿が浮かぶ。「もしあなたが、ウルトラマンAだということが誰かに知られたら、あなたは二度と人間の姿に戻れないのよ」。どうして今そのことを俺に言うんだ?夕子!南夕子の使い方って最初からこんな感じだったらよかったのにね。ウルトラの母でようやく完成といったところか。そして朝8時TACは総攻撃の準備に取り掛かっていた。北斗はクソガキ共の基地へ。そこにはサイモン星人の子どもを守るため大勢のちびっ子たちが集結していた。しかし何かサイモン星人の子どもが怪しい。実はジャンボキングを操っていたのはサイモン星人の子どもであり、その正体こそヤプールだったのだ。「北斗星司よ私の声に聞き覚えはないか?ジャンボキングを操っているのはこの私だ。まんまと罠にかかったな。早くみんなの前でAになってやったらどうだ、北斗星司いやウルトラマンA!」すかさず銃をサイモン星人の子どもに向けるがクソガキ共に止められる。「みんなの前で私を撃つがいい。誰も私がヤプールだとは信じていない。私を撃てば子どもたちの信頼を奪うことになる。人間の子どもから優しさを奪い、ウルトラマンAを地上から抹殺することが私の目的だったのだ!」しかし北斗は迷うことなくサイモン星人の子どもを射殺。クソガキ共激昂。こいつはヤプールだったんだ。テレパシーで俺に話しかけて来たんだ。ウソだ!信じるもんか!サイモンを守ろうと言ったのになぜ殺したんだ!人間なのになぜテレパシーが使えるんだ!もう優しさなんて信じないぞ!その時北斗は再び夕子のメッセージを思い出す。そしてクソガキ共に自分がウルトラマンAだと正体を明かす。「嘘じゃない。見ていてくれ。これがウルトラマンA最後の戦いだ!」。北斗はジャンボキングに向かいながら変身。彼らに真実を伝えるためにはこうするしか仕方がなかった。さようなら地球よ。さようならTACの仲間たち。さようなら・・・北斗星司。北斗もまたウルトラマンと肉体だけでなく精神も完全に融合したのだ。そんなこんなでAは誰の力も借りずジャンボキングを倒す。そしてクソガキ共とちびっ子たちに語りかける。「優しさを失わないでくれ。弱い者を労わり、互いに助け合い、どこの国の人たちとも友達になろうとする気持ちを失わないでくれ。たとえその気持ちが何百回と裏切られようと。それが私の最後の願いだ」。夕焼けをウルトラの星に向かって空飛び去るA。結局ヤプールとの決着はどうなったんでしょうね?Aの去り方も何だか任務を途中で放り投げてしまったような印象すら与える。本当は南夕子とのハッピーエンドを想定していたらしい。スッキリしない何とも言えない後味の悪さ。ある意味ウルトラマンAは当時の市川森一自身の投影だったのかもしれませんね。お・わ・り