ウルトラマンガイア 番外編「ガイアよ再び」
なので。ウルトラマンガイア 番外編「ガイアよ再び」2001年に製作されたオリジナルビデオ。テレビシリーズがあまりにも完全燃焼だったため、出来が不安だったが不安的中。搾りかすみたいな内容だった。テレビシリーズの終了から2年も経っているため、仕方が無いがすっかり役者の緊張度が下がっており、かといって上げようもなく。風貌も変わり過ぎ。藤宮だけ年齢を重ねて渋くなっていたが、アッコとジョジーは見た目完全キャバ嬢みたいになっていた。我夢も何となくチャラくなっているのも気になるポイント。そんな下がり切ってしまった緊張感に輪をかけるのが1時間の尺。間延びしてだらだら。脚本も球切れ感がものすごい。既に全員我夢の正体を知っているため全然盛り上がらない。結局最終回の焼き直しみたいな感じに収まってなんだかな。そして肝心のお話はというと・・・。戦いが終わって2年後。我夢は休学扱いにされていたおかげで無事復学。サトウたちお友達と再び学生生活&研究生活を満喫。一方ゾンネルなど地球怪獣たちが活動を再開、藤宮はG.U.A.R.Dの攻撃を妨害したことで逃走生活を続けていた。相変わらずよれよれのボロボロ。そんな藤宮の前に謎の少女が現れ、助けを求める。相変わらず少女にモテモテ。ある日、我夢が講義を受講しているとファイターに乗ったまま米田リーダーが教室にお迎え(このあたりから演出が変)。何だか分からないまま小笠原沖に待機しているチーム・マリーンの許へ連行。XIGの準隊員兼科学顧問であることから石室に海底調査を命令される。ちなみにエリアルベースは再建中、現在もジオベースを間借りしているとのこと。そのため司令室もどっかの事務所みたい。つうことで深海へ潜るが、潜水艇の中でしか物語が展開しないため話が広がらない。しかもよりによってチーム・マリーンは一回しか登場したことがないため親近感ゼロ。沈没しかかっても観ている側に緊迫感が湧いてこない。これがマッチョ軍団のチーム・ハーキュリーズだったら。。。そんなこんなで謎の海底都市を発見。地球には人類以外の科学文明が存在していた。ファーストコンタクトに我夢大喜び。ところが根源的破滅招来体の生き残りガクゾムが襲撃。ガクゾムは海底の世界を乗っ取ろうとしていた。ゾンネルなど地球怪獣が出現したのはガクゾムの襲撃を恐れたからだった。さらに藤宮の前に現れた少女は海底都市の知的生命体リナールによる仮の姿だった。リナールは藤宮に光を注いでアグル復活、我夢のエスプレンダーにも光を注ぎ、我夢はガイアに変身する。ガイアとアグル復活。梶尾リーダー率いるチーム・ライトニングも攻撃開始。梶尾リーダーは変わらないね。そんなこんなでガイアとアグルピンチ。「我夢がんばってー!」「立ち上がるんだ我夢!」「藤宮くーん!」こんなんばっか。玲子はただの女子アナから報道部のキャスターに出世したみたい。友情パワーでガクゾム撃破。戦いが終わり、我夢と藤宮は久しぶりに再会する。ちょろっと互いの近況報告をして解散。お・わ・り観なきゃよかった。